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中央アメリカ6ヵ国、台湾との関係を断ち中国と手を握る

中央アメリカ6ヵ国、台湾との関係を断ち中国と手を握る

Posted August. 23, 2023 08:50,   

Updated August. 23, 2023 08:50

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中央アメリカ6ヵ国の地域共同体である中央アメリカ議会(PARLACEN)が20年以上続いた台湾との関係を断ち、中国と手を結んだ。中米で最後に残った台湾の修交国であるグアテマラで親中派が大統領に当選し、国際社会の予想が現実になったのだ。

中央アメリカ議会は21日、ニカラグアの首都マナグアで開かれた全体会議で、台湾を「常任オブザーバー5ヵ国」から外す代わりに、中国を受け入れる案を採決を経て可決した。中央アメリカ議会には、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、エルサルバドル、ドミニカ共和国、パナマの6ヵ国が加盟している。

台湾は1999年にオブザーバーの資格を与えられたが、その後、中国はこの地域への投資を増やし、影響力を拡大してきた。

中南米諸国も、「一つの中国」原則を堅持する中国と修交するため、次々に台湾と断交した。今年3月、ホンジュラスが82年にわたる台湾との外交関係を断絶し、グアテマラだけが中米地域の唯一の修交国として残った。しかし、20日に行われた大統領選挙で「中国とより緊密な関係を追求する」と公言してきたベルナルド・アレバロ候補が当選したことで、台湾は中米との接点を失うことになるとみられる。

台湾は今回の決定に反発し、公式脱退を宣言した。台湾外務省は、「(台湾の資格排除案を提出した)ニカラグアと中国は、中央アメリカ議会で台湾の権益と地位を乱暴に毀損した」とし、「台湾は独立国家として中国に従属していない」と主張した。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com