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「わぁ、柳賢振だ!」落ち込んでいた女子野球代表チームが歓呼

「わぁ、柳賢振だ!」落ち込んでいた女子野球代表チームが歓呼

Posted August. 16, 2023 08:27,   

Updated August. 16, 2023 08:27

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楊相汶(ヤン・サンムン)監督率いる野球の韓国女子代表チームは14日、カナダのオンタリオ州サンダーベイで行われた世界野球ソフトボール連盟(WBSC)女子ベースボール・ワールドカップのAグループ予選最終戦のカナダ戦で0-10と5回コールドゲームで敗れた。予選5試合で全敗した韓国女子代表は、目標としていたファイナルステージ進出に失敗した。

主婦や学生など全員がアマチュア野球同好人で構成された女子代表選手たちは、寂しい帰国を控えていた。サンダーベイには韓国行きの直行便がなく、トロントで帰国の乗り継ぎ便を待っていた。

その時、選手たちの前に思いがけない人物が現れた。米大リーグ、トロント・ブルージェイズで活躍している「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=36)だった。前日、柳賢振は本拠トロント・ロジャースセンターで行われたシカゴ・カブス戦で、5回2失点(自責点)で444日ぶりに勝利投手になった。肘の靭帯再建手術を受けて長いリハビリを経て収めた貴重な勝利だった。

前日夕方の試合で疲れていたが、柳賢振は妻ペ・ジヒョン氏と娘を連れて女子代表チームが乗り継ぎ待っていた空港に駆けつけた。柳賢振の訪問は、女子野球代表チーム首席コーチの鄭根宇(チョン・グンウ)氏(41)の要請で実現した。柳賢振は韓国プロ野球時代に鄭氏と同じチームでプレーしたことはない。しかし、9試合全勝で金メダルを獲得した2008年北京五輪と準優勝した2009年の第2回ワールドベースボールクラシック(WBC)などで太極マークをつけて一緒にプレーした関係から親交を保ってきた。

女子代表選手たちは柳賢振からサインをもらい写真を一緒に撮りながら、少しでも楽しい時間を過ごした。鄭氏は、「選手たちを応援するために駆けつけてくれた柳賢振に大変感謝している。韓国選手たちには『サプライズ・プレゼント』になった」と話した。


李憲宰 uni@donga.com