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韓国版オールスターオーケストラ、今年も蚕室を熱く盛り上げる

韓国版オールスターオーケストラ、今年も蚕室を熱く盛り上げる

Posted July. 25, 2023 08:21,   

Updated July. 25, 2023 08:21

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「オーケストラのオールスターチーム」。世界トップクラスのオーケストラの団員が夏ごとにハーモニーを合わせるスイスのルツェルンフェスティバルオーケストラのニックネームだ。「韓国版オールスターオーケストラ」「韓国版ルツェルンフェスティバルオーケストラ」と呼ばれる「GOINGホームプロジェクト」は、2年目の祭りを開く。8月1~3日、ソウル松坡区(ソンパグ)ロッテコンサートホールで、「新世界より」「ボレロ:ザ・ガラ」「シンフォニックダンス」の3つのプログラムで聴衆の前に立つ。

昨年始まったGOING Homeプロジェクトには、海外の40余りのオーケストラで活動する音楽家たちが自主的に集まる。韓国人演奏者のほか、韓国オーケストラでの活動など、韓国と縁の深い演奏者も参加する。ヨーロッパなど世界のほとんどの地域で、定期公演のない夏シーズンを選んで演奏する。2018年の平昌大関嶺(ピョンチャン・テグァンリョン)音楽祭に初めて集まった平昌フェスティバルオーケストラがきっかけとなった。チェリストのキム・ドゥミン、フルーティストのチョ・ソンヒョン、ホルニストのキム・ホンバク、クラリネティストのチョ・インヒョクが積極的に乗り出してプロジェクトを実現した。

今年の初公演の8月1日の「新世界」は、昨年初日の公演「春の祭典」のように、指揮者なしで演奏する。団員たちが曲の解釈を話し合いながらリハーサルをし、バイオリニストのスヴェトリン・ルセフが楽長を務める。バーンスタインの「ウエストサイドストーリー」の「シンフォニックダンス」と、ピアニストのソン・ヨルムが共演するガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」、ドヴォルザーク交響曲第9番の「新世界より」など、新世界(米国)で作曲された作品で飾る。ドヴォルザークの交響曲「新世界より」は、第2楽章の主旋律が「家路(going home)」という歌に編曲され愛されている。「GOING Home」というプロジェクト名に合う選曲だ。

2日の「ボレロ・ザ・ガラ」は、昨年同じタイトルで開かれたコンサートのように団員たちがソリストとして登場する共演舞台だ。グリーグの「シンフォニックダンス」を皮切りに、モーツァルトのホルン共演曲第3番(キム・ホンパク共演)、ロッシーニのバスーン共演曲(ユ・ソングォン共演)、メルカダンテのフルート共演曲(チョ・ソンヒョン共演)、ドビュッシーの「初のラプソディ」(チョ・インヒョク・クラリネット共演)、ショスタコーヴィチのチェロ共演曲(キム・ドゥミン共演)などを披露する。

3日の「シンフォニックダンス」では、第1部で豪州作曲家のナイジェル・ウェストレイクのオーボエ共演曲「スピリット・オブ・ザ・ワイルド」をハム・ギョンのオーボエ共演で、韓国で初公演し、後半は今年で誕生150周年と死去80周年を迎えたラフマニノフの「シンフォニックダンス」を、ウクライナ生まれの指揮者ヴァレンティン・ウリューピンの指揮で演奏する。初日と2日目の公演に、それぞれバーンスタインとグリーグの「シンフォニックダンス」があるので、「シンフォニックダンス」は今年の公演全体を束ねるキーワードでもある。

3万~12万ウォン。


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com