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KBOリーグも来年から延長タイブレーク採用、ピッチロックも2軍リーグから導入へ

KBOリーグも来年から延長タイブレーク採用、ピッチロックも2軍リーグから導入へ

Posted July. 21, 2023 08:21,   

Updated July. 21, 2023 08:21

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来年から韓国プロ野球の1軍リーグにも延長タイブレーク制が導入される。このため豪雨や地震、台風など天災地変で試合が中断されない限り引き分けはなくなる見通しだ。

韓国野球委員会(KBO)は20日、このような内容を盛り込んだ「KBOリーグ・チームコリアのレベルアップ・プロジェクト」を発表した。KBO事務局は、「リーグ試合の水準と野球代表チームの戦力を同時に高め、野球人口の底辺拡大を図る長期的な総合対策だ」と説明した。

大きな流れは、米大リーグ(MLB)やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など、さまざまな国際大会で実施している様々な措置を国内プロ野球にも適用するという考え方だ。MLBは今年も過去3年のレギュラーシーズンで採用してきた延長タイブレーク制を継続しているが、9回が終わっても同点だった場合、延長10回からは無死2塁に走者を置いて攻撃を開始する。KBO関係者は、「走者を2塁に置くか、それとも1、2塁に置いてスタートするかなど詳細はまだ決まっていない。試合の盛り上がりを図る方法を模索するため、多様なシミュレーションをしてみる」と話した。韓国も2軍リーグのフューチャーズリーグでは昨年から延長タイブレーク制を採用しているが、そこでは延長10回に走者を1、2塁に置いてスタートする。

MLBが試合時間短縮を図って今年から導入しているピッチクロックは、来年からフューチャーズリーグに先に導入される。今年下半期にKBOは1、2軍リーグの試合が行われるすべての野球場にピッチクロック運営装備を設置する予定だ。KBOは来年からフューチャーズリーグで採用し、経験を積んだうえで1軍リーグでも早いうちにピッチクロックを導入する計画だ。

野球のダイナミズムを生かすため、MLBが今年採択した守備シフト制限も来年からフューチャーズリーグに適用される。1軍リーグは2025年導入が目標だ。投手1人が少なくとも3打者を相手する規定もフューチャーズリーグに2024年、1軍リーグには2025年に導入される。MLBとWBCではすでに採用しているルールだ。

KBOはロボット審判がボールとストライクを判定する「ボール・ストライク自動判定システム」導入を長期的な観点から検討することにした。導入の可否と時期は決まっていない。KBOはまた、韓国野球の国際競争力強化のため、専任監督制を復活させることにした。監督を補佐するコーチも専任に選ぶ。


李憲宰 uni@donga.com