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米「ARFで北朝鮮のミサイルを非難」、会議で中国に圧力

米「ARFで北朝鮮のミサイルを非難」、会議で中国に圧力

Posted July. 14, 2023 08:26,   

Updated July. 14, 2023 08:26


米国務省は12日(現地時間)、固体燃料大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)18」の発射など北朝鮮の挑発に対し、ASEAN地域フォーラム(ARF)で議論が行われることを明らかにした。13日にARFで中国の王毅・国務委員兼外相と会うブリンケン米国務長官が、中国に北朝鮮の挑発自制を説得するよう圧力をかけることを示唆したのだ。

米国務省のミラー報道官は12日、記者会見で、「ブリンケン長官はASEANで、同盟国、パートナーと会う予定」とし、「北朝鮮のICBM実験を強く非難するメッセージを出すだろう」と明らかにした。国連安全保障理事会も13日に緊急会議を招集し、対応策を議論する予定だ。

ホワイトハウスは12日、米国を訪問した与党「国民の力」の金起炫(キム・ギヒョン)代表らを招待し、北朝鮮のICBMに関する緊急記者会見を行った。米国家安全保障会議(NSC)でインド太平洋調整官を務めるカート・キャンベル氏は記者会見で、北朝鮮のミサイル挑発に伴う韓米の対応態勢を説明し、「韓米日がこれまで以上に緊密な協力で対処していかなければならない」と明らかにしたと、同党の姜旻局(カン・ミングク)首席報道官は伝えた。

米国の韓半島専門家らは、北朝鮮の火星18の発射について、「政治的目的のための見せかけの挑発」と分析した。ドイツSTアナリティクスのマルクス・シラー博士は、「通常の火星18の設計重量では4千キロの頂点高度の到達が可能だが、6千キロは難しい」とし、「弾頭を搭載していない空のロケットを発射したのだろう」と、米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)に語った。北朝鮮がICBM技術を誇示するために「空のロケット」を発射した可能性が高いということだ。

米ハドソン研究所アジア太平洋安全保障部長のパトリック・クローニン氏は、自由アジア放送(RFA)に、北朝鮮が韓米日の合同参謀議長会議が行われていた時に火星18の発射実験を行ったことについて「韓米日安保協力を妨害するためのもの」と分析した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com