「私はもとより、世界が韓国映画と恋に落ちてからとても長いです。韓国映画界の水準に追いつく国はないと思います」(ネットフリックスのテッド・サランドス共同最高経営責任者、CEO、59)
「(映画界の変化は)私も怖いし、楽しみです。映画を携帯電話だけで見ないでほしいです(笑)」(朴賛郁監督、60)
韓国を訪問したネットフリックスのテッド・サランドスCEOが、朴賛郁(パク・チャンウク)監督とともに、21日、韓国の映画専攻の学生たちに会った。2人は、レンタルビデオ店で働きながら「シネフィル」(映画マニア)に生まれ変わった共通の経験と映画に関する哲学を交わした。
朴監督は、「ネットフリックスのようなストリーマーが登場して、映画を作る人には選択の幅が広くなった」と話した。朴監督は7日、ネットフリックスが製作を確定し、カン・ドンウォンやパク・ジョンミン、チャ・スンウォンなどをキャスティングしたと発表した映画「戦、乱」のシナリオ執筆と製作者として参加している。朴監督がネットフリックスと作業するのは、今回が初めてだ。朴監督は、「良い条件で楽しく働いている」と話した。
サランドスCEOは、「真っ暗な映画館で、知らない人たちと巨大なスクリーンで映画を見るのはとても良い経験だと思う」としながらも、「今や選択権が多くなり、(視聴者たちが)本人が望む方式で膨大な映画世界に没入することができるようになった。そのような良い経験ができるよう努力している」と話した。
朴監督は、「ネットフリックスの人工知能(AI)アルゴリズムが、私が作った映画を推薦してくれた(笑)。(個人の)映画世界が広くなるチャンスだ」と話した。
崔智善 aurinko@donga.com