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「ベッドが揺れて無我夢中で避難」、地震に驚いた市民たち

「ベッドが揺れて無我夢中で避難」、地震に驚いた市民たち

Posted May. 16, 2023 08:11,   

Updated May. 16, 2023 08:11

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「ベッドが揺れるのを感じて、無我夢中で家の外に飛び出した。びっくりしてまだ手が震えている」

江原道東海市墨湖洞(カンウォンド・トンへシ・ムクホドン)に住むイさん(57)は15日午前6時27分頃、家が揺れる音で目が覚めたという。驚いて家の外に飛び出した後、気象庁の緊急災害メールを受け取って初めて東海市北東52キロの海域でマグニチュード4.5の地震が発生したことを知った。

江原道東海市だけでなく、江陵(カンルン)・三陟(サンチョク)市の住民の多くが地震による揺れを感じた。江原道消防本部には同日午前だけで18件の通報が寄せられた。慶尚北道(キョンサンプクト)の栄州(ヨンジュ)、安東(アンドン)などでも地震を感じたという通報が続いた。ただし、地震による人的・物的被害は報告されていない。

地震の震度は最大3で、「建物の高層階の住民が大きな揺れを感じ、停車した車が少し揺れるレベル」だった。江陵市浦南洞(ポナムドン)のキムさん(55)は、「リビングでテレビを見ていたところ、2、3秒間体が揺れるのを感じた。生まれて初めて感じる強い地震で怖かった」と話した。

地域のオンラインコミュニティにも地震体験談が相次いだ。江陵のあるママ友カフェには、「寝ているときに揺れを感知。本棚のガラスも音を立てて揺れた」、「テーブルの上のコーヒーカップも、筆箱も揺れた」などの体験談が寄せられた。

また住民の多くは、東海市付近で今年だけで55回の地震が発生したが、今回最も大きな規模の地震が発生したことについて、「ますます激しくなっている。いつもっと強い地震が発生するか分からない」と不安を訴えた。

行政安全部は、地震危機警報の段階を最も低い段階の「関心」から2番目の段階の「注意」に引き上げた。韓悳洙(ハン・ドクス)首相は行政安全部に、危険兆候を検知した場合、危険地域の国民が迅速に避難できるよう行動要領を案内し、予報・警報施設の作動状態を総合的に点検して準備するよう指示した。江原道は地震後、さらなる地震の発生に留意するよう呼びかける安全案内メールを送信した。


李仁模 imlee@donga.com