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清州の韓牛農場4ヵ所で口蹄疫、500頭を殺処分し移動中止

清州の韓牛農場4ヵ所で口蹄疫、500頭を殺処分し移動中止

Posted May. 13, 2023 08:25,   

Updated May. 13, 2023 08:25

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韓国国内で4年ぶりに発生した口蹄疫で、家畜防疫に赤信号が灯っている。防疫当局は、忠清北道清州市(チュンチョンブクド・チョンジュシ)の韓牛農場4ヵ所で口蹄疫の発生を確認し、緊急防疫措置に乗り出した。忠清北道は、口蹄疫防疫対応段階を「関心」から「注意」に格上げした。

12日、農林畜産食品部によると、前日、清州市清原区北二面内屯里(チョンウォング・ブクイミョン・ネドゥンリ)、花上里(ファサンリ)所在の韓牛農家3ヵ所で、口蹄疫の陽性判定が出た後、同日午後、花上里の発病農家と隣接した韓・肉牛農場1ヵ所で追加感染が発生した。防疫当局は、口蹄疫発生農場に初動防疫チームと疫学調査チームを緊急派遣した。人と家畜、車両の農場への出入りを統制し、精密検査と消毒、疫学調査などの緊急防疫も行っている。農場で飼育中の韓牛500頭余りは、緊急行動指針などに従って殺処分された。

農食品部は、今月11日0時から13日0時までの48時間、全国の牛蹄類農場と屠畜場・飼料工場などの畜産関係施設の従事者および車両に対する一時移動中止命令を発令した。また、発生地域の汚染遮断のために、広域防除機や防疫車など利用可能な消毒資源56台を動員し、清州市と周辺の7市郡所在の牛蹄類農場および周辺道路を集中的に消毒する。同日、口蹄疫対応段階を格上げした忠清北道は、災害安全対策本部を設置した。

今回口蹄疫が発生した清州と近隣7市・郡・区で飼育される韓牛頭数は98万頭で、韓国国内の韓牛飼育頭数(350万頭)の30%に迫り、口蹄疫の全国拡散への懸念が高まっている。特に、今回の口蹄疫発生で、口蹄疫清浄国の地位獲得は不透明になった。政府は口蹄疫清浄地位国を獲得し、今年の韓牛輸出量を昨年の44トンから200トンにまで引き上げる計画だった。口蹄疫清浄国の地位を獲得するためには、少なくとも2年間口蹄疫が発生してはならない。


世宗市=キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com