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遺伝子ハサミでコロナウイルスを切り取って増殖を抑制、コロナ治療剤開発に手がかり

遺伝子ハサミでコロナウイルスを切り取って増殖を抑制、コロナ治療剤開発に手がかり

Posted May. 02, 2023 08:37,   

Updated May. 02, 2023 08:37

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韓国国内研究チームが、汎用新型コロナの治療剤開発に手がかりを提供する研究結果を発表した。KAISTのホ・ウォンド教授と全北(チョンブク)大学のカン・サンミン教授の共同研究チームは1日、世界で初めて新型コロナの生命線に該当する「シュードノット」部位を発見したと明らかにした。

研究チームは、RNA遺伝子のはさみ技術を利用してシュードノット部位を切り取り、99.9%のウイルス増殖抑制効果があることを確認した。シュードノットの部位が新型コロナウイルスの最も脆弱な急所であることを示す結果だった。この部位は、MERSウイルスや新型コロナウイルスと類似した系列のコロナウイルス遺伝体にも存在した。

シュードノット部位は、変異が起きにくい保存性の高い部位で、主要新型コロナウイルス変異体(アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、オミクロン)にも存在することが分かった。研究チームは、全北大学人獣共通研究所との共同研究を通じて、新型コロナウイルスだけでなく変異体の増殖もうまく抑制できたと明らかにした。また、新型コロナウイルスに感染したマウスに該当治療剤技術を投与し、明確な治療効果を立証したと説明した。ホ教授は、「未来に出現するウイルス感染症に迅速な対応ができるよう、今回開発した技術を発展させる」と話した。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com