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韓国「養育費が最も高い国」世界1位に、2位は中国

韓国「養育費が最も高い国」世界1位に、2位は中国

Posted May. 02, 2023 08:37,   

Updated May. 02, 2023 08:37

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韓国は世界で養育費が最も多くかかる国であり、中国がその後を継いで2位だという中国研究所の研究結果が出た。同研究所は、高い養育費のため、両国の若年層は結婚と出産を敬遠し、出生率は世界最低水準だと分析した。

香港サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)は1日、北京のウィワ人口研究所がまとめた最近の報告書を引用して、「韓国で18歳まで子どもを育てるのにかかる費用は、1人当たりの国内総生産(GDP)の7.79倍と試算され、世界トップだった」と報じた。中国は6.9倍で、世界で2番目に高かった。これはドイツ(3.64倍)やフランス(2.24倍)、オーストラリア(2.08倍)の2~3倍に達する金額だ。

研究チームは、中国で子供を1人産んで17歳まで育てるのに平均48万5000元(約9390万ウォン)がかかり、大学まで卒業させる場合は62万7000元(約1億2140万ウォン)かかると試算された。ただ、都市と農村の平均養育費の格差も激しく、北京は96万9000元(約1億8800万ウォン)、上海は102万6000元(約1億9900万ウォン)と試算した。中国国家統計局によると、2021年、中国労働者は年間10万5000元(約2030万ウォン)を稼いだ。

研究所は、韓国と中国の高い養育費が結婚と出産のネックになっているとし、「高い養育費は、妊娠年齢の家族が出産しようとする意志に影響を及ぼす最も重要な要因の一つだ」と伝えた。さらに、養育費を減らすために、国家レベルで政策を導入する必要があるとし、「現金および税金補助金、住宅購入補助金、性平等育児休職の提供、フレキシブルな勤務制の奨励」等を提言した。

今回の研究は、中国で昨年61年ぶりに初めて人口が減少し、出生率が73年ぶりに最低値を記録した中で出た。これに先立って、国連は、インド人口は先月末基準で約14億2500万人を記録し、中国人口を上回ったものと見られると明らかにした経緯がある。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com