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米タイム誌「デジタルコンテンツの有料購読モデルを終了」

米タイム誌「デジタルコンテンツの有料購読モデルを終了」

Posted April. 29, 2023 10:15,   

Updated April. 29, 2023 10:15

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米国の代表的なニュース週刊誌タイム(TIME)が12年間続けてきたデジタルコンテンツ有料購読モデルを終了し、6月1日からすべてのデジタルコンテンツを無料公開すると明らかにした。

タイム最高経営責任者(CEO)のジェシカ・シブリー氏は27日(現地時間)、ニューヨークのリンカーンセンターで開かれたイベント「Time 100 Gala」でこのように発表した。1913年の創刊以降、作成されたすべてのオンラインコンテンツも無料公開される。

シブリー氏は、「現在の私たちの任務は、できるだけ多くの人が地理的な位置や社会経済的地位に関係なく、質の高い情報にアクセスできるようにすること」とし、「情報は民主主義の根幹であり、信頼できる情報を簡単かつ自由に見ることができるようにするのが私たちの仕事だ」と説明した。24日には、タイム史上最年少編集長となったサム・ジェイコブス氏(37)について言及し、「世界的に若くて多様な読者にアプローチできる機会は実に重要だ」と強調した。

デジタルコンテンツの全面無料化により、既存の有料購読者は6月1日から購読料を支払う必要がなく、一般ユーザーも別途料金を支払うことなくコンテンツを見ることができる。ただし、印刷雑誌形式でコンテンツが提供されるアプリは引き続き有料だ。

タイムは2011年にデジタルコンテンツを有料化した。今年の購読者は約155万人で、このうち印刷雑誌購読者は130万人、デジタル購読者は25万人にのぼる。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com