Go to contents

ベトナム系のリリア・ヴが今季LPGA唯一の複数回V、韓国勢の不振が目立つ

ベトナム系のリリア・ヴが今季LPGA唯一の複数回V、韓国勢の不振が目立つ

Posted April. 26, 2023 08:52,   

Updated April. 26, 2023 08:52

한국어

24日に終わった米女子ツアー(LPGA)の今季メジャー初戦「シェブロン選手権」の優勝はベトナム系のリリア・ヴ(米国)が獲得した。同大会を含め、今季開催のLPGAツアー7試合の優勝者は計6人だ。2月のホンダLPGAタイランドも制したヴが唯一の複数回勝利者だ。

今季優勝者の6人は全員国籍が違う。ヴを含めて高眞榮(コ・ジンヨン=韓国)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)、セリーヌ・ブティエ(フランス)、イン・ルオニン(中国)、グレース・キム(豪州)がチャンピオントロフィーを掲げた。米国選手たちが主導する米男子ツアー(PGA)とは違って、LPGAツアーは多国籍ツアーと言える。LPGA事務局がグローバルツアーを目指していることともつながっている。

しかし、韓国ファンには今の状況にやや違和感を感じるかもしれない。わずか数年前まではLPGAツアーは韓国勢が主導する舞台だったからだ。2019年、韓国選手たちは32試合のうち半数近い15試合で優勝トロフィーを手にした。2015年と2017年に続き、韓国勢の達成した1シーズン最多勝利タイ記録だ。新型コロナウイルス感染症拡大の余波で多くの大会が開かれなかった2020年と2021年にも韓国勢はそれぞれ7勝を収めた。しかし、昨年は4勝に止まった。

韓国勢の成績が以前ほど芳しくなかったのは、パク・セリ、申智愛(シン・ジエ)、朴仁妃(パク・インビ)らに次ぐスタープレイヤーの不在が最大の原因に挙げられる。LPGAツアーで21勝を収めた「ゴルフ女王」朴仁妃は昨年からツアーに出場していない。朴仁妃は最近、娘を産んだ。一時、世界ランキング1位だった高眞榮(ツアー14勝)も手首の負傷で昨年苦戦した。高眞榮は今年3月のHSBC女子世界選手権を制して期待を高めているが、全般的に韓国勢の劣勢が目立つ状況だ。25日に発表された女子ゴルフ世界ランキングでトップ10入りした韓国勢は高眞榮(3位)だけだtった。

高眞榮、金孝周(キム・ヒョジュ)、ユ・ヘランなど15人の韓国勢は27日から米カリフォルニア州ロサンゼルスのウィルシャーCC(パー71)で開かれるJMイーグルLA選手権に出場する。今年新設された大会で賞金総額300万ドル(約40億ウォン)、優勝賞金45万ドル(約6億ウォン)がかかっている。


李憲宰 uni@donga.com