「右折前の車の一時停止」取り締まり、警察「しばらくは指導を並行」

警察は、２２日から取り締まりを始めた「前方赤信号時は右折の一時停止」の規定をめぐり、「当分、取り締まりと指導を並行する」という立場を明らかにした。実際、現場で守る人が多くないという指摘を勘案したのだ。

２４日、ソウル警察庁の関係者は、「改正道路交通法の指導期間が３カ月経ったが、まだ市民が新しい規定に慣れていない状況だ」とし、「歩行者を保護するのが重要であるため、指導を並行しながら歩行しようとする人もいるのに止まらない場合を中心に取り締まりを行う」と明らかにした。事故の危険がある場合、積極的に取り締まるが、そうではない場合は指導を続けるという趣旨だ。

２２日に取り締まりが始まったが、ドライバーは、「規定が複雑で不慣れだ」とし、依然としてほとんど前方に赤信号が灯っていても、止まらず右折するのが現状だ。警察は、ドライバーが新しい規定に慣れるまで指導期間を続ける計画だ。

ただ、警察は共に施行された「右折前の信号設置時は、緑色の矢印のときだけ右折」の規定は相対的によく守られていると把握している。右折信号の設置を拡大しなければならないという指摘に対して、「適切な場所を探して、右折信号を追加設置する計画だ」と明らかにした。現在、右折信号が設置された交差点は全国１３ヵ所に過ぎない。


キム・ギユン記者 pep@donga.com