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南北軍通信線で北朝鮮が3日連続応答せず…さらなる挑発の可能性も

南北軍通信線で北朝鮮が3日連続応答せず…さらなる挑発の可能性も

Posted April. 10, 2023 08:35,   

Updated April. 10, 2023 08:35

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北朝鮮が9日、東海(トンへ)と西海(ソヘ)の南北軍通信線の定期通話に応答せず、南北間の常時チャンネルが3日連続で通じなくなった。北朝鮮による南北通信線の普通が技術的欠陥が原因である可能性もあると見ていた韓国の軍と政府当局は、意図的に通信を遮断している可能性を重視している。韓国軍筋は「さらなる挑発の兆候である可能性を排除しておらず、関連の動きを注視している」と明らかにした。

韓国軍の関係者は同日、「午前9時と午後4時にそれぞれ通話を試みたが、北朝鮮側の応答はなかった」と明らかにした。今月7日と8日に続き、回数では6回目の不通だ。統一部が担当する南北共同連絡事務所のチャンネルは週末に通話を休むが、軍の通信線は週末にも運営してきた。

軍筋は、「核魚雷の相次ぐ爆発実験の公開など強気の対決姿勢を固守する北朝鮮が、今年4月に予告した軍事偵察衛星の打ち上げとともに韓米の対応水位と最適のタイミングを選んで戦術核で7回目の核実験を行う可能性に注目している」と話した。

北朝鮮は6日午前、開城(ケソン)工業団地内の通勤バス運営など韓国側資産を無断で使用したことに対し、韓国政府が直ちに中断を促す通知文を送ろうとした時、南北連絡チャンネルの電話を一方的に切った。北朝鮮が10日にも連絡事務所や軍通信線の通話に応じない場合、意図的に通信線を遮断している可能性はさらに高まる。

軍と政府は最近、韓米合同軍事演習と米戦略資産の韓半島展開、北朝鮮人権報告書の公開や国連人権理事会の北朝鮮人権決議採択などに対する反発の性格が濃いと見ている。実際、北朝鮮は8日、「ヘイル(津波)2型」水中爆破実験を行ったことを公開し、「敵の各種軍事的行動を抑制し、脅威を除去する戦略兵器体系だ」と明らかにした。


申나리 journari@donga.com