Go to contents

有力優勝候補ドミニカもまさかの1次ラウンド敗退

有力優勝候補ドミニカもまさかの1次ラウンド敗退

Posted March. 17, 2023 08:31,   

Updated March. 17, 2023 08:31

한국어

米国の野球専門誌「ベースボール・アメリカ」(BA)は2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕を控え、ドミニカ共和国を最も強力な優勝候補に挙げた。マニー・マチャド、フアン・ソト(以上サンディエゴ・パドレス)、ラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)ら強力打線に、昨年アメリカンリーグのサイ・ヤング賞を受賞したサンディ・アルカンタラ(マイアミ)らが布陣した投手陣も強大だったからだ。地元のギャンブラーたちも一様にドミニカ共和国の優勝を予想した。

しかし、野球は知らないものだった。超豪華メンバーで組まれたドミニカが1次ラウンド敗退の屈辱を味わった。ドミニカ共和国は16日、米フロリダ州マイアミのロンディポパークで行われた1次リーグD組最終戦でプエルトリコに2-5で敗れた。この試合は勝ったチームは2次ラウンド(8強)に進み、負けたチームは1次ラウンドで敗退する正念場だった。

昨年引退した伝説の捕手ヤディエル・モリーナ氏(元セントルイス・カージナルス)が指揮を執ったプエルトリコは、3回表に先頭クリスチャン・バスケス(ミネソタ・ツインズ)の本塁打などで4点を奪ってから終始ドミニカを圧倒した。

3回裏、ソトにセンタ越えソロ本塁打を打たれたが、5回表にフランシスコ・リンドーア(ニューヨーク・メッツ)が相手守備のミスに乗じて貴重な追加点を奪った。センター前安打を放ったリンドーアは、相手中堅手のフリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)がボールを後ろにこぼした間、全てのベース回り、ホームまで飛び込んだ。ドミニカは5回裏、無死満塁のチャンスで、マチャドがショート前の併殺打で退き、1点に追いつくのに止まった。

2013年と2017年のWBCに選手として参加し準優勝したモリーナ監督は、指導者デビュー戦の同大会で優勝に挑む。しかし、手放しで喜んでばかりはいられない。チームの抑え投手エドウィン・ディアス(ニューヨーク・メッツ)が試合後、同僚たちと勝利セレモニーをして右足にけがをしたのだ。正確な部位と負傷の程度は知られていないが、車椅子に乗って退場するほど状態が良くなかった。ディアスは昨年末、メッツと抑え投手では過去最高額の5年1億200万ドル(約1337億ウォン)で契約した。プエルトリコは18日午前8時、同じ会場でC組1位のメキシコと4強進出をかけて対決する。

また、もう一つの優勝候補である米国は、コロンビアとのC組1次ラウンド最終戦で3-2の冷や汗勝利を収め、組2位で8強進出を決めた。マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)が先制適時打と逆転2打点適時打など4打数3安打3打点と大活躍した。米国の準々決勝の相手はD組1位のベネズエラだ。


李憲宰 uni@donga.com