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故全斗煥氏の孫「わが家族は黒いカネを使いながら豊かに暮らしている」

故全斗煥氏の孫「わが家族は黒いカネを使いながら豊かに暮らしている」

Posted March. 16, 2023 08:44,   

Updated March. 16, 2023 08:44

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2011年に死亡した全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の孫であるチョン・ウウォン氏がソーシャルメディア(SNS)を通じ、「お金がないと言っていたわが家族は、どこからともなく黒いお金が次々と出てきて、今もよく食べて豊かに暮らしている」と批判する投稿や写真、動画などを掲載した。全斗煥氏一家は追徴金2205億ウォンのうち925億8000万ウォンを収めていない。

ウウォン氏は14日、インスタグラムに「全元大統領の孫であり全在庸(チョン・ジェヨン)氏の息子」だと自己紹介した上で、「私の祖父は虐殺者だと思う。彼は国を守った英雄ではなく犯罪者だ」と書き込んだ。また、「私の父と継母(パク・サンア氏)は出所不明の黒いカネを使いながら生活を営んでおり、今は近く米国で市民権を獲得して法の審判を逃れようとする計画がある」と主張した。歴代大統領の子女の中で外国市民権を取得した例がなく、実際に市民権を取得することになれば波紋を呼びそうだ。

ウウォン氏は、全斗煥氏の三男の全在満(チョン・ジェマン)氏については「現在、カリフォルニア州内のパバレーでワイナリーを運営している。ワイナリーは本当に莫大なお金を持った人でなければ参入できないビジネスだ。ブラックマネーの匂いがする」と主張した。彼は李順子(イ・スンジャ)氏と推定される女性がスクリーンゴルフをする動画を投稿し、「豪華生活を続けてきた」とも話した。

現在、米国在住のウウォン氏は15日午後、約1時間40分にわたってユーチューブでライブ放送を行い、「実の母(チェ・ジョンエ氏)が『延禧洞(ヨンヒドン)の自宅に想像もできない量の秘密資金が隠されている』と話した」とし、「債券、現金などの形で秘密資金があるのに摘発されないのは親戚や知人の名義になっているため」とも話した。

ウウォン氏は幼い頃、全斗煥氏夫妻と一緒に撮った写真も数枚掲載した。ウウォン氏は「ニューヨークのある会計法人に勤めている」とし、「昨年うつ病で極端な選択を試み、治療後完治判定を受けた」と主張した。診断書と家族関係証明書なども提示した。

ウウォン氏の主張に対して全在庸氏は、東亜(トンア)日報の電話取材に対し「市民権取得手続きを進めているのは事実だ」としながらも、「前科者になって米国ビザが抹消されたが、市民権を受けた長男が私を招待した」と話した。その上で「息子が精神疾患と麻薬投薬問題で正常な生活が不可能な状態だ」と主張した。

1997年、最高裁判所は全斗煥氏に特定犯罪加重処罰法上の収賄などの罪で無期懲役を言い渡し、追徴金2205億ウォンを確定した。検察の関係者は「賄賂追徴金は相続されない」とし、「(追徴金の)残り金額の大半は取り上げが困難だ」と説明した。


キム・ギユン記者 ソン・ジュンヨン記者 pep@donga.com · hand@donga.com