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イスラエル・パレスチナ「入植地拡大」で衝突、銃撃・放火の報復戦が激化

イスラエル・パレスチナ「入植地拡大」で衝突、銃撃・放火の報復戦が激化

Posted February. 28, 2023 08:09,   

Updated February. 28, 2023 08:09

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イスラエルとパレスチナの対立が報復戦の様相を呈している。

ロイター通信によると、26日、ヨルダン川西岸北部のナブルス近郊のフワラで、車に乗っていた21歳、19歳のイスラエル人兄弟がパレスチナ武装勢力の銃撃を受けて死亡した。銃撃の直後、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、「『フワラ作戦』は、ナブルスで虐殺を行った占領勢力に対する自然な対応」と声明を出した。11日にナブルスであったイスラエル軍とハマスの銃撃戦で、パレスチナ人11人が死亡したことに対する報復ということだ。

これを受け、入植地のユダヤ人は26日、フワラで車両と住宅に火をつけた。入植地のユダヤ系住民はソーシャルメディアに、「復讐のための行進に参加せよ」と書き込んだ。

ヨルダン・アカバでは同日、米国とエジプト、ヨルダンの仲介でイスラエル政府とパレスチナ自治政府の幹部が安全保障協議を行ったが、ユダヤ人入植地の拡大問題で意見の一致は見られなかった。会談後、「イスラエルが今後4ヵ月間、新たな入植地の議論を中止し、6ヵ月間、違法な入植地を合法化しないことで合意した」との声明が発表された。しかし、イスラエルのベザレル・スモトリッチ財務相はツイッターに、「一日もユダヤ人入植地の建設が止まることはない」と書いた。


姜聲煇 yolo@donga.com