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政府、北朝鮮の核・ミサイル関与の個人4人と5機関を独自制裁

政府、北朝鮮の核・ミサイル関与の個人4人と5機関を独自制裁

Posted February. 21, 2023 08:43,   

Updated February. 21, 2023 08:43

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政府が、北朝鮮内の一部地域で餓死者が続出していると明らかにした。統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官は20日、定例会見で、「関係機関で北朝鮮の食糧事情の情報を緊密に共有している」とし、「(北朝鮮の)一部地域で餓死者が続出するなど食糧不足が深刻だ」と述べた。大統領室と政府は、餓死者が続出する状況でも北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が核・ミサイル開発に執着していると批判した。北朝鮮は最近、兵士1人あたりの1日の穀物配給量を従来の620グラムから580グラムに減量したという。

政府は20日、北朝鮮の18日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射などの挑発に対抗して、個人や機関を対象に独自制裁を実施した。先月10日にサイバー分野の独自制裁に踏み切ってから10日で再び制裁案を発表したのだ。昨年5月の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足後、4度目の対北朝鮮独自制裁となる。

リ・ソンウン、キム・スイル、イ・ソク、アムチェンチェフ・ブラドゥレン(南アフリカ)氏ら4人が北朝鮮の核・ミサイル開発および制裁回避を通じた資金確保に関与したという理由で制裁対象に含まれた。海上での制裁回避活動、北朝鮮産石炭取引への関与、石油の対北朝鮮輸出を通じて核・ミサイル開発及び制裁回避に関与したソンウォン船舶会社、トンフン船舶貿易会社など5機関も制裁対象に指定された。


申晋宇 niceshin@donga.com