2995万5366人
Posted January. 21, 2023 09:53,
Updated January. 21, 2023 09:53
2995万5366人.
January. 21, 2023 09:53.
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国内初の新型コロナウイルス感染者が発生してから20日でちょうど3年が経った。感染者と死亡者、重症者は減少傾向にある。30日からは屋内のマスク着用規定が「義務」から「勧告」に緩和される。パンデミックの長いトンネルを通過し、やっとコロナ以前の日常生活への復帰を目前にしている。家族と顔を合わせる旧正月の連休も軽い心で過ごせることになった。コロナのために韓国社会は前例のない混乱と変化を経験した。相次ぐ変異株で第7波に見舞われ、3年間の累計感染者数はなんと2995万5366人(20日午前0時基準)にのぼる。国民の60%が感染し、死者数が3万人を超えるほどウイルスが猛威を振るった。強力な感染対策は、社会、教育、経済など全分野に莫大な影響をもたらした。完全な回復までは今後もかなりの時間が必要だろう。コロナ事態の傷跡は深い。休校で学校に行けなかった学生たちは社会性の低下、学力低下などの問題を経験している。マスク使用の長期化は、子どもたちの言語発達に否定的な影響を及ぼした。大人も非対面、非接触の孤立生活が長引き、「コロナブルー」と呼ばれるうつ病を患った人が70%にのぼる。経済的打撃は言うまでもない。社会的距離の確保など営業制限で多くの自営業者と小規模事業者が廃業に追い込まれた。大規模なコロナ支援金が誘発したインフレは、世界的なサプライチェーン(供給網)危機などと相まって、高物価、高金利、ウォン安の三重苦につながり、これは再び脆弱階層を崖っぷちに追いやった。パンデミックが変えた日常が新たな可能性を見せた面もなくはない。在宅勤務が広まって遠隔勤務やワーケーションなど新しい業務文化が定着し、遠隔診療議論が本格化する基盤が設けられた。効率性と利便性を強調する「アンタクト(UNTACT)時代」の長所は、今後育てていかなければならない領域だ。コロナ禍は終わりつつあるが、ウイルスの攻撃が終わったわけではない。新たな感染症がまた全世界に広がるかもしれない。世界保健機関(WHO)と主要国はすでに第2、第3のパンデミックの可能性を念頭に置いて準備を始めた。韓国も保健医療システムを再整備し、ワクチンなど医療技術の開発に拍車をかけなければならない。学歴の格差、貧富の格差を減らすことから、孤立の傷を癒すことまでコロナが残した宿題は少なくない。共に一つずつ解決し、「ポストコロナ」時代に進む新しい道を模索する時だ。
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国内初の新型コロナウイルス感染者が発生してから20日でちょうど3年が経った。感染者と死亡者、重症者は減少傾向にある。30日からは屋内のマスク着用規定が「義務」から「勧告」に緩和される。パンデミックの長いトンネルを通過し、やっとコロナ以前の日常生活への復帰を目前にしている。家族と顔を合わせる旧正月の連休も軽い心で過ごせることになった。
コロナのために韓国社会は前例のない混乱と変化を経験した。相次ぐ変異株で第7波に見舞われ、3年間の累計感染者数はなんと2995万5366人(20日午前0時基準)にのぼる。国民の60%が感染し、死者数が3万人を超えるほどウイルスが猛威を振るった。強力な感染対策は、社会、教育、経済など全分野に莫大な影響をもたらした。完全な回復までは今後もかなりの時間が必要だろう。
コロナ事態の傷跡は深い。休校で学校に行けなかった学生たちは社会性の低下、学力低下などの問題を経験している。マスク使用の長期化は、子どもたちの言語発達に否定的な影響を及ぼした。大人も非対面、非接触の孤立生活が長引き、「コロナブルー」と呼ばれるうつ病を患った人が70%にのぼる。経済的打撃は言うまでもない。社会的距離の確保など営業制限で多くの自営業者と小規模事業者が廃業に追い込まれた。大規模なコロナ支援金が誘発したインフレは、世界的なサプライチェーン(供給網)危機などと相まって、高物価、高金利、ウォン安の三重苦につながり、これは再び脆弱階層を崖っぷちに追いやった。
パンデミックが変えた日常が新たな可能性を見せた面もなくはない。在宅勤務が広まって遠隔勤務やワーケーションなど新しい業務文化が定着し、遠隔診療議論が本格化する基盤が設けられた。効率性と利便性を強調する「アンタクト(UNTACT)時代」の長所は、今後育てていかなければならない領域だ。
コロナ禍は終わりつつあるが、ウイルスの攻撃が終わったわけではない。新たな感染症がまた全世界に広がるかもしれない。世界保健機関(WHO)と主要国はすでに第2、第3のパンデミックの可能性を念頭に置いて準備を始めた。韓国も保健医療システムを再整備し、ワクチンなど医療技術の開発に拍車をかけなければならない。学歴の格差、貧富の格差を減らすことから、孤立の傷を癒すことまでコロナが残した宿題は少なくない。共に一つずつ解決し、「ポストコロナ」時代に進む新しい道を模索する時だ。
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