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4歳以下の乳幼児向けワクチン40万回分導入、高リスク群に接種勧告か

4歳以下の乳幼児向けワクチン40万回分導入、高リスク群に接種勧告か

Posted January. 13, 2023 08:30,   

Updated January. 13, 2023 08:30

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生後6ヶ月~4歳の子供が接種できる新型コロナのワクチンが、韓国国内に初めて導入された。現在、国内の新型コロナワクチンの接種は5歳以上を対象に行われているが、これより幼い乳幼児もワクチンを接種できるようになると見られる。

新型コロナの予防接種対応推進団は12日、乳幼児用(6ヶ月~4歳)ファイザーワクチン40万回分が国内に導入されたと発表した。乳幼児用ファイザーワクチンは、1回目の接種を行ってから3週間後に2回目の接種を行い、8週間後に3回目の接種を行う。

食品医薬品安全処は昨年11月、「乳幼児用ファイザーワクチンの有効性と安定性が確認された」とし、国内使用を許可している。食品医薬品安全処によると、米国で6ヶ月~4歳4526人を対象に臨床試験を行った結果、接種後に現れた副反応はほとんど軽微な程度だった。

臨床試験で最も頻繁に現れた副反応は、6ヶ月~2歳の場合は眠気や食欲減退、発熱などだった。2~4歳は、疲れや下痢、発熱などだった。心筋炎や過敏反応、死亡などは現れなかった。このワクチンは、米国と欧州連合(EU)から使用許可を受け、現在接種に活用されている。

ただ、実際に乳幼児接種を行うか、行う場合はいつから始めるかは、予防接種専門委員会の審議を経て決定される。防疫当局の関係者は、「乳幼児の中で新型コロナに感染した時、重症につながったり死亡する確率が高い基礎疾患者など高リスク群があるという点を念頭に置いてワクチンを導入した」と話した。ほとんどの乳幼児は、新型コロナの症状が軽く現れるだけに、高リスク群だけが「接種勧告」の対象になる可能性が高い。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com