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夕方のひと時

Posted December. 31, 2022 09:15,   

Updated December. 31, 2022 09:15

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一年が暮れてゆく。一年の最後に、この一年間を振り返る。疲れたという人がほとんどではないだろうか。大きな喜びはなくても、幸いなことが多かったと振り返る人もいるだろう。後悔、安堵、感謝、心配。私たちは皆、今年が終わるということに何かを感じている。

一年の終わりが深く感じられるということは、今年も一生懸命生きたという証拠でもある。汗をかいて働き、頑張って暮らした。それゆえ今年最後の日に、一日の最後の時間を盛り込んだ詩を用意した。

ここには一日の仕事を終えて帰宅した父親が登場する。父親は今日一日、頑張って生きた。帰って来るまでどれほど大変だったことか、いっぱいの汗を流した。弱音を吐くことはないが、詩には人生の疲れで満たされている。だが、本当に苦しみだけなのか。詩を読めば、その夫婦は誠実に一日一日を暮らしていることが分かる。平凡な人であり、平凡な一日にすぎないが、どれほど倹約して暮らしたことか、その誠実さはつつしみ深く見える。人生をぞんざいに考えない風景に敬意を表したい。

私たちは今年、この詩に出てくる父親のように一生懸命生きた。私たちは暗い山道を通り抜け、すべての日を歩いてこの日まで来た。詩の中の父親がすばらしいなら、私たちもすばらしい。