グループリーグの引き分け、今度は勝負を決める。
クロアチアとモロッコが25日ぶりに再び対戦する。ワールドカップ(W杯)カタール大会3位決定戦で激突する両国は、グループリーグで同じF組に属し、すでに一度対戦した経験がある。グループリーグ初戦だったが、0-0で勝負がつかなかった。両チームは今大会の初戦と最後の試合を同じ相手と行うのだ。グループリーグではモロッコが1位(2勝1敗)、クロアチアが2位(1勝2分け)でベスト16に進出した。スポーツデータ専門会社「オプタ」によると、歴代W杯大会で同じチーム同士で2度対戦するのは今回で6回目。1954年スイスW杯で西ドイツは1次リーグでハンガリーに3-8の大敗を喫したが、決勝で再会したハンガリーに3-2の勝利を収め、優勝トロフィーを掲げた。
クロアチアとモロッコは18日0時に3位決定戦を行う。アフリカ国家で初めてベスト4に進出したモロッコのワリド・レグラギキ監督(48)は、「アフリカサッカーの新しい歴史は3位決定戦から始まる」とし「必ず3位になる」と意気込みを語った。クロアチアのルカ・モドリッチ主将(38)は、「我々はこれから3位の座のために戦わなければならない」とし、「3位を決めて、ファンを喜ばせるためにすべてを注がけなければならない」と話した。今大会最終戦に出るモドリッチは、3位決定戦が自身の19回目で最後のW杯試合になる。
今回の3位決定戦でW杯史上初のPK戦が出るかにも注目が集まる。これまで3位決定戦では決勝戦より相対的に多くのゴールが生まれ、PK戦に突入した例はない。決勝戦よりは負担の少ない試合で、両チームとも攻撃的に出たからだ。3位決定戦が延長戦にもつれ込んだのも1986年メキシコ大会が最後だ。
W杯3位の賞金は2800万ドル(約353億ウォン)、4位は2500万ドル(約328億ウォン)だ。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com