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チャ・ドゥリ氏「アジア勢善戦の核心は欧州派の経験」

チャ・ドゥリ氏「アジア勢善戦の核心は欧州派の経験」

Posted December. 14, 2022 08:34,   

Updated December. 14, 2022 08:34

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「アジア諸国の善戦は欧州派選手が多いからだ」

国際サッカー連盟(FIFA)技術研究グループ(TSG)のメンバーであるチャ・ドゥリFCソウルユース強化室長(42)がワールドカップ(W杯)カタール大会のアジアサッカーの好成績について次のように語った。チャ氏は12日(現地時間)、カタール・ドーハで開かれたTSGブリーフィングで、最初の発表者として「アジア諸国がグループリーグで伝統の強豪を破るなど、好成績を出した」と述べた。

グループリーグでサウジアラビアがアルゼンチンに2-1で、日本がスペインとドイツに2-1で勝った。韓国はポルトガルを2-1で下し、オーストラリアはデンマークに1-0で勝利した。チャ氏は「アジア諸国が欧州と南米の強豪チームを破る原因の一つが、アジア選手が欧州でプレーしながら経験を積んだためだ」と話した。

韓国は孫興民(ソン・フンミン=トッテナム)、黄喜燦(ファン・ヒチャン=ウルバーハンプトン)、キム・ミンジェ(ナポリ)、李康仁(イ・ガンイン=マジョカ)、李在成(イ・ジェソン=マインツ)、黄仁範(ファン・インボム)、黄義助(ファン・ウィジョ=以上オリンピアコス)、チョン・ウヨン(フライブルク)など26人の選手のうち8人が欧州でプレーしている。日本も26人のうち19人がドイツなど欧州でプレーしている。豪州は15人が欧州組だ。チャ氏は、「欧州に活躍の基盤を持つ選手が多い。ドイツ・ブンデスリーガで主将を務めた選手もいる」とし、「欧州チームとの試合で恐れるなくなり、さらに競争力をつけることになる」と説明した。日本の遠藤航がドイツのシュトゥットガルトで主将を務めている。

チャ氏は、「私がW杯でプレーした2002韓日大会の時は、欧州でプレーする代表メンバーは2人だけだった」と振り返った。当時、安貞桓(アン・ジョンファン)がイタリアのペルージャ、薛琦鉉(ソル・ギヒョン)慶南FC監督がベルギーのアンデルレヒト所属だった。

チーム戦術も進化したというのがチャ氏の分析だ。チャ氏は「戦術が大きく発展した。選手たちも戦術をよく理解し、様々なフォーメーションでプレーした」と話した。韓国、日本、豪州がベスト8進出に失敗したことについて、「競技力の差は縮まっているが、決勝トーナメント1回戦で対戦した強豪に比べて様々な問題点を露呈した」と話した。

チャ氏は、2002年韓日大会、2010年南アフリカ大会など代表戦76試合(4ゴール)に出場した。2018年ロシア大会では代表チームのコーチを務めた。TSGはW杯の試合分析と公式報告書を作成している。


金東昱 creating@donga.com