大庄洞(テジャンドン)開発事業特恵疑惑と関連して1年以上捜査と裁判を受けてきたユ・ドンギュ元城南都市開発公社企画本部長(写真)が最近、違法大統領選資金疑惑事件の裁判に国選弁護人を選任したことが分かった。ユ氏が経済的困難のために弁護人を選任する余裕がないとみられる。
4日、法曹界によると、ソウル中央地裁刑事合意23部(趙炳九部長判事)は2日、ユ氏に対して国選弁護人の選定を決定した。担当弁護人には、洪明基(ホン・ミョンギ)弁護士(司法研修院32期)が指定された。約8億ウォンの違法大統領選挙資金をやり取りした容疑で起訴されたユ氏や金湧(キム・ヨン)元民主研究院副院長らの第1回公判準備期日は23日に行われる予定だ。
先月9日、共に起訴された金氏と南旭(ナム・ウク)弁護士らは早くも弁護人を選任して裁判を準備した。しかし、ユ氏は1ヵ月近く弁護人を選任できなかった。ユ氏は拘束期間満了で10月に釈放された際、記者団に、「月給を1千万ウォン受け取っていたが、残っているのは3千万ウォンで負債が7千万ウォン」と吐露した。ユ氏は、違法大統領選資金疑惑と関連して検察捜査も弁護人なく受けたという。
ユ氏が、先に行われた大庄洞疑惑関連捜査と裁判で、すでに少なくない弁護士費用を支出したとみられる。検察は10月、大庄洞関係者らが保有する800億ウォン規模の資産に対して起訴前追徴保全を要請したが、ユ氏に対しては財産がないことを確認し、追徴保全対象から除外した。
權五赫 hyuk@donga.com