ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(37)が25日、ガーナとのワールドカップ(W杯)カタール大会グループリーグのH組初戦を控え、イングランド・プレミアリーグ(EPL)のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)と決別した。
マンUは23日、ロナウドが相互合意で直ちにチームを離れると発表した。これでロナウドは昨年8月、マンUに復帰してから1年3ヵ月ぶりに再び退団することになった。
2003年から2009年にかけてマンUでプレーして世界的なスターに成長したロナウドは、その後レアル・マドリード(スペイン)、ユベントス(イタリア)を経て、昨年12年ぶりにマンUに復帰した。復帰後、2021~2022シーズンにEPLでの30試合18ゴールを含め公式戦38試合で24ゴールを決めて大活躍したが、今季はエリック・テンハーグ監督(52)との確執説が噂される中、ピッチでも良いパフォーマンスを見せることができなかった。
特に最近、英国テレビ局のインタビューでクラブとテンハーグ監督に対する不満をぶちまけたことが決別の直接的な契機になったものと見られる。ロナウドはインタビューで、テンハーグ監督については「彼が私を尊重しないので僕も一緒だ」と言ったり、クラブに対しては「アレックス・ファーガソン監督がチームを去ってから良くなった部分が全くない」と批判した。地元メディアは、マンU側が今回のインタビューを見て、ロナウドとの契約を解除できる法的根拠を確保できたという確信を持ったと分析した。
契約が来年6月までなので、マンU側がこれを解約するために、残り契約期間の週給を支払うべきかどうかもカギとなった。ロナウドの週給は50万ポンド(約7億8000万ウォン)を超えるという。残り期間、受け取れなくなった週給を要求すれば、マンUとしては困る状況に置かれることになる。これに対して地元メディアは「法廷攻防など『泥仕合』を望まない双方の意向がかみ合って結局ロナウド側がこれを受け取らないことで合意した」と伝えた。
カン・ドンウン記者 leper@donga.com