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韓国女子初!スピードスケートの金旼鮮がW杯1000メートルで銀メダル

韓国女子初!スピードスケートの金旼鮮がW杯1000メートルで銀メダル

Posted November. 15, 2022 09:56,   

Updated November. 15, 2022 09:56

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「新記録製造機」金旼鮮(キム・ミンソン=23、議政府市庁)が韓国女子スピードスケート選手としては初めてワールドカップ(W杯)1000メートルで銀メダルを獲得した。

金旼鮮は13日(現地時間)、ノルウェーのスタヴァゲルで開かれた国際スケート連盟(ISU)2022-2023スピードスケートのワールドカップ(W杯)第1戦女子1000メートルAクラス(1部)で1分15秒82を記録した。金旼鮮より速くゴールした選手はユッタ・レールダム(24=オランダ、1分15秒61)だけだった。

ISUで1985~1986シーズンのスピードスケートW杯を始めて以来、韓国女子選手は誰も同種目で2位以上に入ったことがない。W杯で計94個のメダルを獲得した「氷上女帝」李相花(イ・サンファ=33、引退)も同種目では銅メダルを2度獲得しただけだ。

前日、メイン種目の500メートルで個人初のW杯金メダルを獲得した金旼鮮は同日、1000メートルでも銀メダルを追加し、イタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォで開かれる冬季五輪入賞への期待を高めた。金旼鮮は今年2月の北京五輪では500メートルで7位、1000メートルで16位だった。

金旼鮮は2017年9月にカナダのカルガリーで開かれた「ポールクラシック2017」女子500mで37秒70で李相花が保有していた世界ジュニア記録(37秒81)を0.11秒短縮し「ポスト李相花」のトップランナーに浮上した。

しかし、すぐに「国内用」というレッテルが貼られた。敵を見つけるのが難しい国内では連日新記録を打ち立てたが、国際大会では腰の痛みのため、AクラスとBクラス(2部)を行き来する羽目になったからだ。所属チームの議政府市庁を率いているジェガン・ソンリョル監督(52)が提示した処方は「中長距離訓練」だった。

W杯男子1000メートルで2度優勝したチェガル監督は、「金旼鮮はもともと500メートルに焦点を合わせてスタートと筋トレに専念した。しかし、腰の痛みのせいで筋力をつけるのが困難で苦しい状況が続いた」とし、「『筋力をつけにくいのなら持久力で代替してみよう』と思った。それで1000メートル、1500メートルを一緒に走りながら長所を最大限に伸ばそうとした」と話した。

筋力で腰の痛みを克服し始めた金旼鮮は、昨年12月に開かれた昨シーズンW杯第4戦で自己ベスト(37秒205)を更新し、今年3月のW杯ファイナル500メートルで銅メダルを獲得し、初のシニア国際大会入賞にも成功した。

金旼鮮はSNSに、「2つのW杯メダルとともにW杯第1戦が終了!本当に幸せな週末だった。応援してくれてありがとう」と書き込み、ファンの応援に答えた。金旼鮮は18日からオランダのヘイレンベインで開かれるW杯第2戦に出場し、改めて好調ぶりを示したいと意気込んでいる。


兪載泳 elegant@donga.com