
ピアニストのイ・ヒョク(22)が13日(現地時間)、フランス・パリで閉幕した2022ロン・ティボー国際音楽コンクールのピアノ部門で、日本の亀井聖矢と第1位を受賞した。韓国のノ・ヒソンは5位だった。イ・ヒョクは同日の決勝で、プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番を演奏し、栄誉を手にした。
イ・ヒョクはモスクワのチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院を経て、パリのエコーノルマル音楽院で最高演奏者課程に在学中だ。国際チェス大会に出場する「チェス選手兼ピアニスト」としても知られている。2012年にモスクワの国際青少年ショパンコンクールで最年少優勝を、2016年にはポーランドのパデレフスキ国際ピアノコンクールで最年少優勝を果たした。2021年にはポーランドのワルシャワで開かれたショパン国際ピアノコンクールの決勝に進出し、同年12月に開かれたフランス・アニマト国際コンクールで優勝した。
ロン・ティボー国際コンクールはフランスを代表する国際コンクールで、ピアニストのマルグリット・ロンとヴァイオリニストのジャック・ティボーが1943年に創設した。2011年からピアノとバイオリン、声楽部門を対象に、3年ごとに同部門を開催している。ピアノ部門ではパウル・バドゥラ=スコダ、エリザベート・レオンスカヤ、スタニスラフ・ブーニンなどの名奏者を輩出してきた。韓国人では2001年にイム・ドンヒョクがピアノ部門1位、2008年にシン・ジアがヴァイオリン部門1位、2011年にはバス歌手のシム・ギファンが声楽部門で優勝した。ピアニストのアン・ジョンドは2012年に1位のない2位になった。
ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com