「韓国で新しいビジネス協力のチャンスを見つけたい」
エアバスのブルーノ・エヴァン最高経営責任者(CEO)は最近、東亜(トンア)日報とのインタビューでこのように述べた。ヘリなどの防衛産業分野と共に、無人機と都心航空交通(UAM)、未来モビリティなどにおいても韓国企業と手を組みたいという意味だ。
エアバス・ヘリコプターズは、航空機メーカーのエアバスグループのヘリコプター専門の子会社だ。同社のCEOが韓国を訪問したのは、今回が初めてだ。エヴァンCEOは今回の訪韓で、大韓(テハン)航空と無人ヘリの開発のための了解覚書(MOU)を交わした。エヴァンCEOは、「多くの革新と技術が要求される野心に満ちた挑戦で、環境にやさしい未来のモビリティ開発に集中している」とし、「水素推進の航空機開発に、仁川(インチョン)国際空港と大韓航空、エア・リキード・コリアなどと協力している」と話した。エアバスは、代替エネルギーやデジタル化の分野でも韓国企業との協力を推進する計画だ。
エアバス・ヘリコプターズが韓国企業と共に成し遂げた代表的な成果は、ヘリ「スリオン」だ。2006年に、韓国政府や韓国航空宇宙産業(KAI)とエアバス・ヘリコプターズの原型機を改善する方法でスリオンを共同開発した。エヴァンCEOは、「スリオンは、ウィンウィン(Win-Win)協力の代表事例だ」とし、「今後も、韓国航空産業の主要パートナーとして活動する」と話した。
ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com