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尹大統領11日から東南アジア歴訪、韓米・韓米日首脳会談を調整

尹大統領11日から東南アジア歴訪、韓米・韓米日首脳会談を調整

Posted November. 10, 2022 08:33,   

Updated November. 10, 2022 08:33

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議、主要20ヵ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するために11日から6日間、カンボジア・プノンペンとインドネシア・バリを歴訪する。

金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長は9日、定例会見で、「尹大統領が11日から15日までプノンペンで開かれるASEAN首脳会議とバリで開かれるG20サミットに出席する」と明らかにした。北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の出席、英国、米国、カナダ外遊に続く3度目の外国訪問だ。

尹大統領は11日に韓-ASEAN首脳会議に参加し、政府のインド太平洋戦略と韓-ASEAN連帯構想について発表する。ASEAN諸国との関係と交流・協力を一層促進させ、域内の安全保障に対する連携強化を強調する計画だ。12日にはASEAN+3(日中韓)首脳会議に出席し、13日には東アジア首脳会議(EAS)に参加する。

金氏は日程と関連して、「過去6ヵ月間の韓国外交の大きな流れは、『同盟外交』、自由と連帯を基盤とした『多国間外交』」とし、「今回のインド太平洋戦略に代表される『地域外交』にパズルを合わせることで、『尹錫悦印』の対外政策の基本枠組みが完成されるだろう」と説明した。

尹大統領は14日にバリに移動し、G20加盟国の経済団体と企業代表が参加するB20サミットに参加する。15日のG20サミットでは、食料、エネルギー、安全保障、保健に関するセッションで演説する予定だ。

主要国の首脳との2国間・多国間会談も調整されている。韓米および韓米日首脳会談は前向きなムードの中、水面下で調整されている。韓日首脳会談は、日本メディアの開催可能性の言及にもかかわらず、まだ不透明だ。韓中首脳会談は開催の可能性が低いとみられる。大統領室関係者は、「中国の習近平国家主席が尹大統領と自然に会議場で会う機会があるのではないかと考えている」と話した。

尹大統領は、16日まで続くG20サミットのうち15日の日程後、午前0時前後に帰国の途に就く。訪韓予定のオランダ、スペインの首脳との外交日程のためだ。「梨泰院(イテウォン)ハロウィーン惨事後の国内の政治状況と世論を意識した決定」という見方もある。


張寬錫 jks@donga.com