Go to contents

バイデン大統領、今月G20で習近平主席と初の対面会談を推進

バイデン大統領、今月G20で習近平主席と初の対面会談を推進

Posted November. 09, 2022 08:14,   

Updated November. 09, 2022 08:14

한국어

バイデン米大統領が、8日(現地時間)の中間選挙が終わった後、中国の習近平国家主席との初の対面首脳会談を推進する。先月下旬に終わった第20回中国共産党大会(党大会)で3期目を確定し長期政権体制に入った習氏とバイデン氏が米中首脳間の談判でどのような結果を出すのか注目される。

11日からエジプトとアジア諸国を歴訪するバイデン氏は、習氏との初の対面会談を調整している。ジャンピエール米大統領報道官は7日、定例会見で、インドネシアで15、16日に開かれる主要20ヵ国・地域首脳会議(G20サミット)で米中首脳会談が行われる可能性について、「両国が具体的な日程を模索している」と明らかにした。

昨年1月のバイデン大統領就任後、米中首脳は電話と画像で5回会談した。習氏が7月の画像会談で、ペロシ米下院議長の台湾訪問を引き止めるよう要請したが、バイデン氏が拒否したことで、両国の関係は悪化した。

米中首脳会談が実現すれば、米国の対中半導体輸出規制や台湾問題、中国とロシアの関係などが議題に上がるものとみられる。バイデン氏は、習氏にロシアの核兵器使用に反対する立場を示すことを求めるとみられる。北朝鮮の核問題についても話し合われる見通しだ。米紙ワシントン・ポストは、「米当局者らは両国の軋轢を緩和するため、気候変動問題など共通の議題を模索している」と伝えた。香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、「中国では権威主義体制が強化され、米国でも(共和党が主張する)不正選挙論が力を得るなど両国の政治状況は以前とは異なる」とし、米中間選挙の結果が会談の実現に最終的な影響を与えると予想した。

共同通信など日本メディアは8日、岸田文雄首相がG20サミットや18、19日にタイで開催されるアジア太平洋経済協力体(APEC)首脳会議で習氏との首脳会談を検討していると報じた。実現すれば岸田首相就任以来初めて。


ホン・ジョンス記者 東京=イ・サンフン特派員 hong@donga.com · sanghun@donga.com