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株価「半値」に続き10時間の不通まで、カカオの個人投資家たち不安感高まる

株価「半値」に続き10時間の不通まで、カカオの個人投資家たち不安感高まる

Posted October. 17, 2022 08:52,   

Updated October. 17, 2022 08:52

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韓国国内の代表的な成長株「カカオ」がふらついている。カカオの株価は今年に入って「半値」になったのに続き、週末の間に全国的な「カカオ不通」の事態という大型の悪材料に見舞われ、追加下落の可能性が出ている。

16日、韓国取引所によると、今年初めは1株=11万4500ウォンだったカカオの株価は14日、1株=5万1400ウォンで取引を終え、55.11%も急落した。同期間、カカオゲームズ(マイナス58.87%)やカカオバンク(マイナス70.39%)、カカオペイ(マイナス79.55%)も株価が急落した。カカオグループ4社の時価総額は、69兆771億ウォンが蒸発した。現在、総合株価指数(コスピ)時価総額3位のSKハイニックスの時価総額(69兆5242億ウォン)とほぼ同じ水準だ。

さらに、15日に発生した長時間のサービスへの接続障害は、企業の信頼に打撃を与えるものと予想される。カカオトークの場合、テレグラムやラインなど他のメッセンジャーに乗り換えるユーザーが増えており、4000万人を超える圧倒的なユーザー数を基盤に計画してきた新しい収益モデルにも悪影響を及ぼしかねない。カカオは、今年第4四半期(10〜12月)にカカオトークのオープンチャットに広告を導入し、収益を図るという計画を明らかにした経緯がある。

米技術株中心のナスダック指数が14日(現地時間)、3%以上下落したのも、カカオ株価の見通しを暗くしている。韓国投資証券は、カカオの目標株価を20%下げた1株=8万ウォンに下方修正し、NH投資証券は11万ウォンから7万8000ウォンに、ハンファ投資証券は11万5000ウォンから8万5000ウォンに下げた。

ネイバーは、カカオと比べて被害規模が相対的に限られている。しかし、ショッピングライブなどの一部のサービスはまともに作動せず、カカオと同様に代表的なオンラインプラットフォーム株式なので悪影響を避けにくいものと見られる。


パク・サンジュン記者 speakup@donga.com