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「国民打者」李承燁氏が斗山監督に、3年18億ウォンの契約

「国民打者」李承燁氏が斗山監督に、3年18億ウォンの契約

Posted October. 15, 2022 08:47,   

Updated October. 15, 2022 08:47

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プロ野球初の引退ツアーの主人公として、2017年に三星(サムスン)のユニホームを脱いだ「ライオンキング」李承燁(イ・スンヨプ)SBS解説委員(46)が、「ベアーズ軍団」斗山(トゥサン)の監督として5年ぶりにグラウンドに戻る。

斗山は14日、李氏と3年総額18億ウォン(契約金3億ウォン、年俸5億ウォン)で監督契約を結んだことを明らかにした。プロ野球史上新監督としての最高待遇だ。韓国を代表する「国民打者」の名声に相応しい金額ではあるが、プロ舞台でコーチなど指導者経歴が皆無であることも型破りと言える

これまで李氏よりも高額で監督契約を結んだのは、斗山で韓国シリーズを3回優勝に導き、2019年に総額28億ウォン(契約金7億ウォン、年俸7億ウォン)で3年延長契約を結んだ金泰亨(キム・テヒョン)元監督を含め5人だけだ。いずれも韓国シリーズ優勝かシリーズ進出の経験があった。

背番号「36」が永久欠番となっている三星の「レジェンド」出身の李氏は球団を通じて、「現役時代に野球ファンから無限の愛を受けた。指導者になって、それを返さなければならないという考えを絶えずしてきた。そんな中、斗山から手を差し伸べていただき、悩んだ末、(監督提案を受け入れる)決心をした」と明らかにした。

国民打者としてファンに愛されてきた李氏だが、プロチームの監督に集中する成績関連の批判と責任を避けて通ることはできない。これに対して李氏は、「プロなら、そのようなプレッシャーや負担を乗り越えなければならない。いかなる負担やプレッシャーも克服すると覚悟した」と意気込みを語った。た。李氏の監督就任式は18日、蚕室(チャムシル)球場で行われる。

李氏が三星ではなく斗山(トゥサン)のユニホームを着て指導者生活を始めることになった状況について、球界の関係者は「三星としても、指導者経験のないレジェンドを連れてきて、(監督を)辞めさせなければならなくなった時の後遺症を考えざるを得ない。斗山は金元監督に代わる人物が李氏や宣銅烈(ソン・ドンヨル)元国家代表監督のほかにいなかった。また斗山は現在、優勝戦力ではないので三星に比べてプレッシャーが少なかった」との見方を示した。

1995年に三星でデビューした李氏は、韓国を越えてアジアを代表する「ホームラン打者」だった。プロ野球通算本塁打1位(467本)の記録を残したが、この記録はいまだに破られていない。


任寶美 bom@donga.com