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三星電子が中古のギャラクシーフォンでインド人の目の健康を支援

三星電子が中古のギャラクシーフォンでインド人の目の健康を支援

Posted October. 14, 2022 09:21,   

Updated October. 14, 2022 09:21

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三星(サムスン)電子は13日、「世界視力デー(World Sight Day)」を迎え、インドで中古のギャラクシーフォンを活用した眼底(眼球の内面)測定を拡大すると明らかにした。ギャラクシーアップサイクリング(リサイクル+アップグレード)を通じて、2023年までに15万人を対象に活動を展開する計画だ。

「ギャラクシーアップサイクリング」とは、中古のスマートフォンをモノのインターネット(IoT)機器に転換して使用するプロジェクトで、2017年から行っている。国際失明予防協会(IAPB)と延世(ヨンセ)医療院、LabSDと協力して開発した携帯用デジタル検眼器「アイライク」が代表的だ。

国際失明予防協会によると、世界で約11億人が視覚障害を持っている。視力損傷の90%は早期治療や予防が可能だが、医療施設の不足で保健の死角地帯に置かれている人々にはまともな検診さえ難しいのが現状だ。

これに対し、三星電子は医療施設が劣悪な地域に早期診断の機会を提供するために、デジタル検眼器を、2018年にベトナムを皮切りに、昨年はインドやモロッコ、パプアニューギニアに拡大支援した。インドではこれまで、200台の機器を使って5000人の患者を測定した。三星ベンガルー研究所のモハン・ラオ・ゴーリー常務は、「今後も、先端技術を通じて持続可能な社会を作るよう努力する」と話した。


パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com