三星(サムスン)電子は11日(現地時間)、米経済誌フォーブスが選んだ「世界最高の職場」の評価で、3年連続で1位となったと、12日明らかにした。フォーブスは、韓国や米国、英国、ドイツ、中国など57ヵ国の約15万人の役職員を対象に、世界最高の職場を選んでいる。
職場の順位は、所属会社の社会的責任と経済的成果、勤務条件などに対する役職員のアンケートで決まる。1位の三星電子の次は、マイクロソフトやIBM、アルファベット、アップルの順となった。
三星電子は、会社のイントラネットに職級や社番表記をなくし、主要拠点に共有オフィスを設置するなど、柔軟で水平的な組織文化を目指している。韓国内外の法人の若い人材が交換勤務できる環境を作り、同じ部署に5年以上勤める役職員には職務と部署転換の機会を与える制度も運営している。
育児・不妊・子供の世話の休職制度と育児期の労働時間の短縮制の早期導入、育児休職者の経歴断絶予防のための育児休職リボディング制度など、家族寄りの労働文化も定着させている。
一方、三星電子は昨年、グローバルブランドコンサルティング専門会社インターブランドが発表した「グローバル上位100位ブランド」にて2年連続でグローバル5位となった。
宋忠炫 balgun@donga.com