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ロシア・ガスパイプラインの破損の次は「海底光ケーブル」切断か 米教授が自演自作説主張

ロシア・ガスパイプラインの破損の次は「海底光ケーブル」切断か 米教授が自演自作説主張

Posted October. 03, 2022 08:51,   

Updated October. 03, 2022 08:51

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ロシアが先月、ドイツに天然ガスを送るパイプラインを故意に破損したという疑いが大きくなる中、ロシアが次の手段として海底光ケーブルを切断する可能性があるという見方が提起された。ガスパイプラインに続き、西側諸国のもう一つの重要インフラ施設を攻撃する可能性があるということだ。

英オープン大学のジョン・ノートン教授は1日、英紙ガーディアンの寄稿で、「ロシアのプーチン大統領は近く海底光ケーブルを狙うだろう」とし、「ロシア軍制服組トップのワレリー・ゲラシモフ参謀総長の構想は、銃を撃つ前にSNSにフェイクニュースを広め、相手の士気を低下させなければならないということ」と主張した。ゲラシモフ氏は2013年から「ハイブリッド戦争」を掲げ、サイバー戦の重要性を強調してきた。

軍事専門家らもこれまでに同様の警告をしてきた。元NATO(北大西洋条約機構)連合軍最高司令官のジェームズ・スタブリディス氏は2017年、英国のシンクタンク「ポリシー・エクスチェンジ」の報告書で、「ロシアの潜水艦が北大西洋の深海ケーブルのインフラ周辺で監視・標的活動を行った」と指摘した。元財務長官のリシ・スナック氏も、「海洋法の適用を受けるかどうか曖昧な公海にあるケーブルは攻撃と干渉に脆弱だ」と警告した。

一方、中国政府は、ロシアがガスパイプラインを意図的に破損したという疑惑について、「公正かつ専門的な調査が不可欠」と懸念を示した。中国の耿爽国連次席大使は先月30日、米ニューヨークで開かれた国連安全保障理事会会議で、「もし(この疑惑が)事実なら、これは国境を越える民間施設と海底パイプラインへの襲撃という、国際法に違反する行為になる」と指摘した。


洪禎秀 hong@donga.com