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米NSAの盗聴を暴露したスノーデン氏、ロシアが国籍付与

米NSAの盗聴を暴露したスノーデン氏、ロシアが国籍付与

Posted September. 28, 2022 08:55,   

Updated September. 28, 2022 08:55

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ロシアのプーチン大統領が26日(現地時間)、米国家安全保障局(NSA)が大量の個人情報を極秘に収集していた実態を告発した後、ロシアに亡命したエドワード・スノーデン(39・写真)にロシア国籍を付与したと、ロイター通信などが報じだ。スノーデン氏は、オバマ元政権だった2013年、米政府が敵対国、同盟国を問わず広範囲に盗聴し、米国民の個人情報も大量に収集していたことを告発し、世界に大きな衝撃を与えた。バイデン大統領は告発当時、副大統領だった。

スノーデン氏は同日、ツイッターに、「何年も親と離れ離れになっている。子どもとは離れたくない」とし、国籍取得を歓迎した。告発直後、スパイ容疑で起訴されたスノーデン氏は、香港で身を隠し、ロシアを経て南米に行こうとした。米政府のパスポート抹消でモスクワ国際空港の乗り継ぎエリアで足止めとなったが、ロシアから臨時滞在許可を受けた。17年、現地で米国人のポールダンサーのリンゼイ・ミルズさんと結婚し、20年に息子も生まれた。ロシアから永久居住権を獲得していたが、ロシア国籍取得も申請し、今回受け入れられた。

米国務省のプライス報道官は同日、記者会見で、「スノーデン氏は帰国して法の裁きを受けなければならない。ロシア国籍のため、ウクライナ戦争に動員される可能性がある」と指摘した。スノーデン氏の弁護士は、スノーデン氏が兵役の経験がないため動員の対象にあたらないと否定した。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com