
サッカー・ポーランド代表主将のロベルト・レヴァンドフスキ(34)が、2022カタール・ワールドカップ(W杯)でウクライナ国旗カラーの腕章を着用する。ロシアの侵攻を受けたウクライナへの支持表明だ。
20日(現地時間)、AP通信などによると、レヴァンドフスキはポーランド・ワルシャワにあるワルシャワ国立競技場でウクライナのサッカー英雄アンドリー・シェフチェンコ氏(46)に会い、ウクライナ国旗色の腕章をプレゼントされた。
シェフチェンコ氏はウクライナ代表として国際Aマッチ111試合で48ゴールを決めた。2016年から昨年まではウクライナ代表監督を務めた。シェフチェンコ氏が広報大使を務めるローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団が公開した映像には、シェフチェンコ氏が腕章を直接渡してつけて上げる様子が映っている。レヴァンドフスキは自分のインスタグラムに「アンドリーに感謝し、会えて嬉しかった。ウクライナカラーの腕章をW杯に持って行くことができて光栄だ」と書いた。
レヴァンドフスキはウクライナがロシアの侵攻を受けて以来、ウクライナへの支持を示してきた。昨シーズン、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)でプレーした時やカタールW杯予選でウクライナカラーの腕章を着用してウクライナを応援した。また、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)がロシア代表チームの国際試合出場禁止を発表する前に、「我々は何も起きていないふりをするわけにはいかない」との立場を表明した。
ポーランドはカタールW杯でアルゼンチン、メキシコ、サウジアラビアとC組に属している。ウクライナは欧州予選プレーオフに進んだが、ウェールズに敗れて本大会進出はならなかった。
金東昱 creating@donga.com