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ウクライナ戦争はいつ終わるか

Posted September. 20, 2022 08:34,   

Updated September. 20, 2022 08:34

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ロシア軍がハルキウ州から敗退した。「東に声して西を撃つ」の戦術に遭ったというが、根本的な理由は、ウクライナ軍は日進月歩なのに対し、ロシア軍は兵力不足と疲労、戦術の効率性の不足で、北部から南部ヘルソン地域に至る長い戦線が力に余るということだ。

ロシア軍の兵力不足の背景にはより大きな理由がある。同じ兵力でも、より効率的に活用するのが戦術であり、軍の全体的な戦力だ。最初から指摘された話だが、ロシア軍は諸兵連合部隊の能力が落ちる。勢い良く火力戦をする時も砲身だけ熱を上げたが、歩兵と戦車の前進は遅々として進まなかった。

第二次世界大戦時のドイツ軍は撤退の状況で、遅延戦と機動防衛を繰り広げた。ロシア軍はそのような機敏な能力がなく、2線防衛の地点すら設定しておかなかったようだ。ウクライナ軍の兵力と装備が増え、高機動ロケット砲システム(Hrms)で武装し、長距離攻撃能力を備えたことで、ロシア軍の後方支援能力と移動、反撃地点の設定能力はより大きな支障を受けるようになるだろう。

では、今この戦争は終わるのだろうか。否。ロシアは少なくとも1回以上反撃を試みるだろう。シナリオは3つ。3つのうちの1つではなく、全部または2つが順にまたは同時に行われる。第1案:ベラルーシの直接・間接的な支援を得て北部で侵攻する。第2案:ロシア領土の中で軍を補強し、ドンバス戦線からハルキウ方面に大攻勢をする。第3案:当分の間、ルハンスク戦線防衛に力を注ぎ、大々的な電力補強を準備する。

第1案は、可能性も低く、試みるなら陽動作戦かもしれない。第2案は、可能性が高く、ロシア軍の能力を再び推し量ることになるが、軍の能力が短期間に向上する可能性は低く、大きな効果は見られないだろう。第3案は、得ることもないが、両国と世界をより苦しめるだろう。今、この状況で戦争を終わらせるには、ウクライナ軍のさらなる決定的な勝利が必要だ。ウクライナ軍はまだそれほど強くはないが、戦術的な勝利は可能だ。そのような戦術を見ることができるだろうか。