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米軍指揮官「ほぼ匹敵する能力の敵」への反撃テスト」、中ロ想定を示唆

米軍指揮官「ほぼ匹敵する能力の敵」への反撃テスト」、中ロ想定を示唆

Posted September. 02, 2022 09:11,   

Updated September. 02, 2022 09:11

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ブランドン・アンダーソン韓米連合師団副司令官は先月31日(現地時間)、韓米合同軍事演習の一環である韓米連合師団火力運用演習(CJFCX)の現場を取材したロイター通信とCNNに対し、CJFCXについて「大規模戦争に再び焦点を合わせるための努力だ」とし、「『(韓米軍に)ほぼ匹敵する能力を持つ敵(near-peer adversary)』に対する反撃をテストする」と明らかにした。米国で「ほぼ匹敵する能力を持つ敵」とは米軍に対抗できる意志と能力を備え、米軍の圧倒的優位を脅かす潜在的な敵のことで、通常は中国とロシアを意味する。

米国防総省は正式には確認していないが、米軍が今回の演習で北朝鮮はもちろんのこと中国とロシアを想定していることを示唆したのではないかという解釈が出ている。アンダーソン副司令官の発言は、イラク戦争やアフガニスタン戦争とは違い、今回の演習は全面戦争を想定した演習であることを説明する中で出た表現だ。

アンダーソン副司令官は、「われわれは(韓米軍に)ほぼ匹敵する能力を持つ敵に再び焦点を合わせている」とし、「このような敵を考慮するなら、もう少し挑戦的で不利な条件で演習しなければならない」と話した。ロイター通信は「米軍と韓国軍が北朝鮮とともにほぼ匹敵する敵を注視し、戦争演習に臨んだ」と伝えた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com