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中国の「台湾封鎖」軍事演習で民航機1950便の運航に影響、韓国航空便の一部も取りやめ

中国の「台湾封鎖」軍事演習で民航機1950便の運航に影響、韓国航空便の一部も取りやめ

Posted August. 05, 2022 09:01,   

Updated August. 05, 2022 09:01

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中国の台湾を取り囲む軍事演習で周辺を行き来していた航空機と船舶の運航に影響が出ている。

4日、航空業界によると、週5回仁川(インチョン)~台北路線を運航する大韓航空は5、6日に航空便を取りやめた。7日には、中国の軍事演習が終了する午後1時以降に台湾上空に進入するよう仁川からの出発時刻を午前10時35分から1時間遅らせることにした。アシアナ航空は4日、同路線の仁川出発時刻を午前10時から7時に前倒ししたのに続き、5日の運航はキャンセルした。

台湾上空を通過していた国内外の航空機も、日本の沖縄や中国内陸航路に迂回している。航空会社の関係者は、「韓国と東南アジアを運航する時は以前も風などの影響で3つの航路の中で一つを選択してきたので、飛行時間や燃料消耗に大きな差はない」と説明した。

台湾国営の中央通信社は、「演習初日に計650便の民航機が影響を受けた。演習が実施される3日間、少なくとも1950便が路線変更などの影響を受けるだろう」と報じた。

ブルームバーグ通信は今年、世界コンテナ船の半分以上が台湾海峡を通過したことを根拠に、「類例のない」物流遅延の可能性があると報じた。同日だけでも軍事演習区域に船舶15隻が滞在している状態だという。同通信は特に、台湾海峡が韓国、台湾、日本、シンガポール、インドネシアなどで生産された半導体と各種電子装備を運ぶ航路であることに注目した。


李建赫 gun@donga.com