与党「国民の力」の李俊錫（イ・ジュンソク）代表が、党員権６ヵ月停止という重い懲戒を受けた後、全国を回って党員と会い、場外政治を続けている。特に、全羅南道珍島（チョンナム・チンド）で地域住民らと演歌を熱唱し、光州（クァンジュ）ではゴザを敷いて「チコル（チキン＋コーラ）集い」を開くなど、全羅道の民心をつかむことに力を入れている。
李氏は２３日、光州国立アジア文化殿堂のハヌル公園で党員や支持者約１００人と会って、野外の集いを開いた。李氏が懲戒後に光州を訪れたのは、今月１３日の光州無等山（ムドゥンサン）登山に続き２度目。李氏は、光州の他にも全羅南道木浦（モクポ）、順天（スンチョン）、全羅北道全州（チョンラプクト・チョンジュ）、全羅南道珍道などを訪れ、全羅道を中心に活動を続けている。前日には、珍島で地域住民と踊って歌を歌う動画がユーチューブなどで流れ、話題になった。李氏は、「商圏興しバスキング（路上公演）をするというので、挨拶をしに来た」とし、歌手朴尚哲（パク・サンチョル）の「無条件」を歌った。
李氏のバスキングが伝えられた翌日、与党の鄭鎮碩（チョン・ジンソク）国会副議長も、自身の選挙区の野外イベントで歌を歌い、注目された。鄭氏は２３日、忠清南道（チュンチョンナムド）の公州山城（コンジュサンソン）市場で、歌手李承哲（イ・スンチョル）の「そんな人は他にはいない」を歌った。この歌は、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が昨年９月、大統領候補だった時にバラエティー番組に出演して熱唱して話題になった曲だ。
姜炅石 coolup@donga.com
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