Go to contents

尹大統領、ドアステッピングを一日で再開

尹大統領、ドアステッピングを一日で再開

Posted July. 13, 2022 09:04,   

Updated July. 13, 2022 09:04

한국어

 

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が、新型コロナウイルスの感染再拡大により一時中止した出勤途中の「ドアステッピング」(略式記者会見)を一日で再開した。ドアステッピングの中止決定を支持率下落と結びつける一部の見方を一蹴し、意思疎通の考えを強調したとみられる。

尹大統領は12日午前、ソウル龍山(ヨンサン)大統領室庁舎の中央玄関付近で待っていた取材陣が手を振ると、しばらく立ち止まって、「できるだけ在宅勤務を勧告し、庁舎で勤務する人々の安全を守ろうと考えたが、皆さんが出てこられるので・・・」と先に挨拶した。取材陣が7メートルほど離れた距離で、「この程度の距離で質問するのはどうか」と話すと、尹大統領は笑って「尋ねることがあれば尋ねてください。一つだけで入りましょう」と応じた。そうして予定になかったドアステッピングが即席で開かれた。

 

尹大統領は、新型コロナウイルスの感染再拡大にともなう防疫計画に関する質問に、「昨日(11日)疾病管理庁長、国家感染病危機対応委員長、保健福祉部次官がここに来て会議をし、明日(13日)首相主宰の中央災害安全対策本部会議を開く」とし、「そこで基本方針が出てくるだろう」と話した。経済危機状況の対応については、「最も重要なのは民生経済が打撃を受けないようにすること」と答えた。

 

尹大統領は、続く取材陣の質問に笑って、「今日はとてもたくさん尋ねる・・・」と話した。「明日もドアステッピングをするのか」と問われ、警護処職員に目を移し、「いけないことはないでしょう。皆さんが良ければ、数日後に(フォトラインを)つくりましょう」と話した。大統領室関係者は同日、「ドアステッピングの再開と関連して事前調整は全くなかった」とし、「現場にいる取材陣との意思疎通を重要と考える大統領のスタイルがそのまま出た場面」と話した。


張寬錫 jks@donga.com