Go to contents

新リーグ参戦派が苦戦、ミケルソンは予選落ちの危機 全米オープン初日

新リーグ参戦派が苦戦、ミケルソンは予選落ちの危機 全米オープン初日

Posted June. 18, 2022 09:06,   

Updated June. 18, 2022 09:06

한국어

悪夢のような52回目の誕生日だった。フィル・ミケルソン(52)が米男子ツアー(PGA)のメジャー戦である全米オープン初日を全体156人のうち144位タイで終えた。16日(現地時間)、米マサチューセッツ州ブルックリンにあるザ・カントリークラブ(パー70)で行われた大会初日に1バーディー、5ボギー、2ダブルボギーで通算7オーバー78を記録した。先週サウジアラビア資本が主導する新リーグ「リブゴルフ・ゴルフインビテーショナルシリーズ」開幕戦に出場したミケルソンはPGAにツアー出場禁止処分を受けたが、全米オープンを主催する全米ゴルフ協会(USGA)が既存の資格保有選手の出場を認め、大会に参加した。

1月のファーマーズ・インシュランスオープン以来、5ヵ月ぶりのツアー参戦となったミケルソンは同日、1番(パー4)からボギーを叩いた。特に、6番(パー3)でティーショットをホールから約3.7メートルに寄せたが、4度もパッティングをしてダブルボギーを記録した。今大会で優勝すれば、4大メジャー戦を制するグランドスラムの偉業を達成するになるところだが、優勝どころか予選落ちを心配しなければならない状況になった。上位60位まで予選を通過する。ミケルソンは、「本当に試合を楽しんだ」としながらも、「先週(リブゴルフ開幕戦)同様、序盤の数ホールでパターに苦しんだ」と話した。

新リーグ擁護発言でファンのヤジを浴びるだろうという予想とは違い、ミケルソンは同日、ギャラリーたちを引き連れながらプレーした。9番(パー4)では、一部のファンが誕生日祝いの歌を歌う場面もあった。もちろん「あなたは2億ドル(ミケルソンがリブゴルフから契約金として受け取ったとされる金額)があるから大丈夫」と嘲弄混じりの反応を見せるファンもいた。

一方、PGAツアー残留派を代表するロリー・マキロイ(33=北アイルランド)は4バーディー、1ボギーで通算3アンダー67で、M.J.ダフュー(33=南アフリカ共和国)らと2位タイに入った。2011年大会で優勝したマキロイは全米オープン2度目の優勝で、先週のRBCカナディアンオープンに続き2週連続の優勝に挑戦する。

ミケルソンのほか、新リーグに参加した選手らも苦戦した。新リーグ開幕戦に参加した13人に加えて第2戦への参戦意向を示した2人を入れた計15人のうち7位タイのダスティン・ジョンソン(2アンダー)と14位タイのジェームズ・パイオッド(1アンダー、14位タイ)だけがアンダーを記録した。韓国勢ではイ・ギョンフン(31)が1オーバーの42位タイで最もストロークが少なかった。同日午後から強い風が吹き、156人のうち25人だけがアンダーパーを記録した。


姜泓求 windup@donga.com