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米国「感染症の権威」、ファウチ氏もコロナ感染

米国「感染症の権威」、ファウチ氏もコロナ感染

Posted June. 17, 2022 09:15,   

Updated June. 17, 2022 09:15

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米国の新型コロナウイルスの感染防止対策を率いてきた国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長のファウチ氏(81・写真)が新型コロナウイルスに感染した。ファウチ氏は、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種を終えたが、初めて感染した。

米国立保健研究所(NIH)は15日(現地時間)、ファウチ氏に新型コロナウイルスの陽性反応が出たが、症状は軽いと発表した。また、「ファウチ氏とバイデン大統領や政府関係者との濃厚接触はなかった」と伝えた。ファウチ氏は隔離され、在宅勤務を続けることになる。

ファウチ氏は、ワクチン接種を終え、2回のブースター接種も済ませた。同日、上院公聴会に出席して、バイデン政権の新型コロナ対策状況や今後の計画などを報告することになっていたが、予定は取り消された。

ファウチ氏は、2020年に新型コロナウイルス感染症が発生した時から、ワクチン接種、マスクの着用など科学的対応の重要性を強調した。医療専門家の助言に不信を抱いたトランプ前大統領としばしば対立した。厳格な感染防止対策を主張してきたファウチ氏は、4月にホワイトハウスで3年ぶりにホワイトハウス担当記者団の行事が開かれると、危機感が緩んでいると批判し、参加しなかった。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com