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与野党、国会後半の院構成をめぐって平行線

与野党、国会後半の院構成をめぐって平行線

Posted June. 07, 2022 08:33,   

Updated June. 07, 2022 08:33

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国会法制司法委員長など第21代国会後半の院構成の交渉をめぐる与野党の場外神経戦が熱くなっている。与野党は本格的な交渉に向けた会合の日程すら合意できていない状態だ。院構成が遅れているため、保守系与党「国民の力」は人事聴聞会なしで一部の国務委員候補の任命を強行できると考えている。

「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)院内代表は6日、記者会見を開き、国会議長を革新系野党「共に民主党」から選出するなら、法司委員長は院内第2党の「国民の力」が担うべきだと主張した。権氏は、「『共に民主党』の朴洪根(パク・ホングン)院内代表に『法司委を渡すなら交渉は一気に進行するだろう』と話した」とし、「もし妥結に至らなければ院内第1党の『共に民主党』の責任だ」と主張した。

一方、朴氏は同日、フェイスブックに、「今、国の安全保障に責任を負う与党がしなければならない最善の選択は、党理党略を捨ててすぐに国会議長を選出し、国会を正常化することだ」と書き込み、「国民の力」に迫った。

「共に民主党」の内紛が続いていることも、与野党の交渉が遅れていることの背景だ。同党関係者は、「非対委が構成されてこそ院構成交渉を含む与野党の懸案の糸口がつかめるのではないか」と述べた。

このため、高位公職者候補の人事聴聞会も開催のめどが立っていない。先月16日に聴聞要請案が提出された金昌基(キム・チャンギ)国税庁長官候補の聴聞の期限は過ぎてしまった。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は8日、金氏の人事聴聞経過報告書の再送付を要請する計画だ。権氏は、金氏の人事聴聞会と関連して、「国会の過ちで聴聞会が開催できなかったため、政府に責任を負わせることはできない」とし、「聴聞会なしで任命することは避けられないのではないか」と述べた。

権氏はまた、朴順愛(パク・スンエ)社会副首相兼教育部長官候補、金承禧(キム・スンヒ)保健福祉部長官候補、金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長候補らについても、「院構成を終え、人事聴聞会を経て、大統領が任命するかどうか決定することを大統領室に要請する」としながらも、「今月末までに院構成が終わらなければ、政府が一方的に任命しても(国会は)何も言えない」と述べた。


洪禎秀 hong@donga.com · 朴訓祥 tigermask@donga.com