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ミサイルとドローンの同時攻撃などに対応 韓米「フリーダムシールド」演習開始

ミサイルとドローンの同時攻撃などに対応 韓米「フリーダムシールド」演習開始

Posted March. 10, 2026 08:28,   

Updated March. 10, 2026 08:28


北朝鮮の全面的な「南侵」など韓半島有事を想定した韓米合同軍事演習「フリーダムシールド(FS)」が9日、開始された。今回のFS演習は19日まで実施される。

韓国軍は、北朝鮮の核脅威に加え、最近の戦争に見られる現実的脅威などが演習シナリオに反映されると明らかにした。ウクライナ戦争や中東戦争で確認されたミサイルと無人機(ドローン)の同時攻撃、軍の指揮統制体系へのハッキングなどのサイバー攻撃、さらには偽の軍事情報の流入への対応なども含まれるとみられる。一部では、米国とイランの戦争が拡大の兆しを見せる中、パトリオット迎撃ミサイルなど在韓米軍の主要戦力が中東へ転用される可能性が浮上しており、FS演習にも影響が及ぶのではないかとの見方も出ている。

今年のFS演習には例年並みの約1万8千人の兵力が参加する。ただし演習期間中に行われる野外機動訓練(FTX)「ウォリアーシールド(WS)」は計22件で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権期の昨年FS演習期間(計51件)の半分程度に減少した。

韓国軍はFTXを年間を通じて分散実施することで常時の戦闘準備態勢を強化する措置だと説明しているが、軍内外では北朝鮮を刺激しないよう配慮すると共に、今月末に予定されているトランプ米大統領の中国訪問を前に北朝鮮と米国の対話環境を整える狙いとの分析も出ている。

今回のFS演習では、戦時作戦統制権(戦作権)移管の検証作業も重点的に実施される。軍関係者は「戦作権移管後、韓国軍が主導する未来連合軍司令部の完全運用能力(FOC)や韓国軍の核心軍事能力などを検証し、これを韓米が共同で評価することになる」と述べた。

北朝鮮はこれまで韓米合同演習のたびに「北侵演習」と反発し、ミサイル挑発などを強行してきた。軍消息筋は「北朝鮮がイランとは異なることを誇示するため、米本土を攻撃できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射のような高強度の武力示威に出る可能性を注視している」と語った。

一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は8日、「国際女性デー」に合わせて行われた記念公演に娘のジュエ氏、妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏とともに出席したと、朝鮮中央通信が9日報じた。正恩氏が座った「第1列」にはジュエ氏と李氏のほかに、第9回党大会で労働党総務部長に昇進した妹の金与正(キム・ヨジョン)氏、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相、朝鮮中央テレビのアナウンサー李春姫(リ・チュンヒ)氏が並んだ。


尹相虎 ysh1005@donga.com