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米軍、数週内に「死の白鳥」3、4機をグアム前線陣地に配備

米軍、数週内に「死の白鳥」3、4機をグアム前線陣地に配備

Posted May. 31, 2022 08:44,   

Updated May. 31, 2022 09:31

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北朝鮮の核実験が差し迫っている兆候が次々に捉えられる中、米国が数週間内にB-1B戦略爆撃機をグアムに前進配備するという。30日、複数の軍用機追跡サイトによると、米空軍は数週間のうちにサウスダコタ州エルスワース空軍基地からグアムにB-1B爆撃機3、4機を移動配備する計画だ。韓国軍筋は、「B-1B爆撃機はグアムで待機し、北朝鮮が核実験に出た場合、韓半島に直ちに展開する可能性が高い」と伝えた。 

「死の白鳥」と呼ばれるB-1B爆撃機は核兵器は装着しないものの、数百キロ外で核・ミサイル基地と指揮部を攻撃する誘導兵器を多量に搭載する。2017年、北朝鮮の核・ミサイル挑発危機の時、西海(ソヘ・黄海)上の北方限界線(NLL)を越えて、咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンプクト・キルチュグン・プンゲリ)の核実験場付近まで北上し、武力示威を行った。17年末以降、南北間の緊張が和らいでからは韓半島に展開したことがなく、合同軍事演習にも参加していない。今月21日の韓米首脳会談で北朝鮮に対する拡大抑止の強化を宣言したので、北朝鮮が核実験を強行した場合、5年ぶりに韓半島に飛んできて北朝鮮に牽制球を飛ばすのか注目される。

 

米国は可用なあらゆる偵察戦力を対北朝鮮監視に投じている。30日には、米空軍の地上監視偵察機「ジョイントスターズ(E-8C)」1機が沖縄県の嘉手納基地を離陸し、東海(トンヘ・日本海)上を飛行した。同偵察機は、250キロ外で移動式発射台(TEL)と兵力の動きを捉えることができ、豊渓里核実験場など北朝鮮の核・ミサイル挑発の動きを追跡したとみられる。

これに先立ち、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)と短距離弾道ミサイル(SRBM)の挑発前後に、米国は偵察機「コブラボール(RC-135S)」、「リベットジョイント(RC-135W)」を東海にほぼ毎日投入したのに続き、最近では大気中の放射能を探知する「コンスタント・フェニックス(WC-135W)」と核・ミサイル挑発の動きをホワイトハウスに報告する偵察機「コンバット・セント(RC-135U)」まで嘉手納基地に前進配備した。 

 

米国の「メモリアル・デー」(戦没将兵追悼記念日、5月最終月曜日)に北朝鮮が核実験をする可能性に対して、軍当局者は、「韓米間の緊密な協力の下、関連施設と地域を綿密に追跡・監視している」と明らかにした。


尹相虎 ysh1005@donga.com