米国の核開発の権威で、米スタンフォード大学国際安全保障協力センターのシニアフェローのジークフリード・ヘッカー氏が19日(現地時間)、 「北朝鮮は現在、核兵器を45個ほど保有している」とし、「バイデン米大統領の任期が終る時(2024年)には65個ほどに増えるだろう」と話した。
ヘッカー氏は同日、米スタンフォード大学のべクテル社のカンファレンスセンターで開催された「韓国学カンファレンス」で、「北朝鮮が水素爆弾を作ったかもしれない」と述べた。
金塾(キム・スク)元国連大使は、北朝鮮における新型コロナウイルスの感染拡大と関連して、北朝鮮は「集団免疫」戦略だと主張した。また、「北朝鮮の2600万の人口が集団免疫を達成するには、7割の1700万人がワクチンを接種するか新型コロナウイルスに感染しなければならない」とし、「この場合10万人の死者が発生する計算になる。社会的動揺が生じることは避けられない」と指摘した。
20日、北朝鮮国家非常防疫司令部によると、19日の「全国発熱者(感染者)」は224万1610人、死者は65人と集計された。12日に新型コロナウイルスの発生事実を公開してから8日で累計発熱者が200万人を突破した。北朝鮮の人口の9%に迫る。北朝鮮の統計は信頼できないという見方が多く、実際の感染者はさらに多いと予想される。
潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は基調演説で、「北朝鮮は重い鉄のようにとても強くて丈夫に見えるが、内部の小さな亀裂でも壊れやすい」とし、「韓国は内部は空いているが、外部の衝撃に強く、強い回復力を見せる竹だ」と話した。
今回のカンファレンスは、スタンフォード大学・ウォルター・H・ショレンスティン・アジア太平洋研究センター(APARC)の「コリアプログラム」開設20年を記念して開かれた。金炯旿(キム・ヒョンオ)元国会議長が夕食会で祝賀演説をした。
崔智善 aurinko@donga.com