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距離確保で激減した酒税、10年来で最も少ない

距離確保で激減した酒税、10年来で最も少ない

Posted April. 21, 2022 08:25,   

Updated April. 21, 2022 08:25

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昨年、韓国政府が酒税として徴収した税収がここ10年で最も少ないことが分かった。コロナ禍の中、社会的距離確保が強化され、飲食店などで販売されるビールと焼酎が大幅に減ったためと分析される。

20日、国税庁によると、昨年徴収された酒税は2兆6734億ウォンと集計された。これは1年前より11.1%減少した規模で、2011年以来最も少ない。新型コロナが広がり始めた2020年も、酒税は前年比14.1%減少した。酒税が2年連続で二桁の減少傾向を続けたのは、2010年以降初めて。

新型コロナで会合や会食などが減り、飲食店などで販売する酒の量が減少したことが大きな影響を及ぼした。実際、2020年の韓国内での遊興用ビールの搬出量は69万8000キロリットルで、新型コロナが広がる前の2019年(90万8000キロリットル)より23.1%減った。焼酎も、46万5000キロリットルから40万キロリットルへと14%後退した。

今月1日から、ビールには1年前より2.5%値上がりした1キロリットル当たり85万5200ウォンの税金がついている。昨年の消費者物価の上昇率(2.5%)を反映して、税率を調整するよう法に定めているからだ。ビールに課す酒税を従量税に変えた2020年1月比3%増の水準だ。従量税とは、酒の価格ではなく、搬出量によって税金を課す方法だ。焼酎は、1999年の世界貿易機関(WTO)の判決を受け、2000年からウィスキーのように搬出価格の72%を税金として課している。

一方、酒税とともに「罪悪税」に含まれるタバコ税も減少した。企画財政部によると、昨年のタバコ諸税負担金は11兆7000億ウォンで、1年前より2.1%減少した。諸税負担金とは、タバコの価格に含まれる様々な税金と負担金のことをいう。


朴熙昌 ramblas@donga.com