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ロシア主催のチャイコフスキーコンクールが国際音楽界から除名

ロシア主催のチャイコフスキーコンクールが国際音楽界から除名

Posted April. 21, 2022 08:27,   

Updated April. 21, 2022 08:27

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世界有数コンクールの一つであるチャイコフスキーコンクールが、ロシアのウクライナ侵攻の影響で国際音楽コンクール連盟(WFIMC)から除名させられた。世界音楽コンクールの連合体であるWFIMCは19日、「スイス・ジュネーブで13日に臨時総会を開き、会員コンクールたちが投票した結果、圧倒的多数の意見でチャイコフスキー国際コンクールを直ちに会員から除名することを決めた」と発表した。

1957年に結成されたWFIMCが、政治的理由で会員コンクールを退出させたのは初めて。これを受け、WFIMC会員のコンクールは117から116に減った。投票には、WFIMC会員コンクールのうち90カ所が参加し、賛成80票、反対2票、棄権8票だった。

チャイコフスキーコンクールは、ピアノのヴァン・クライバーンやウラディーミル・アシュケナージ、ミハイル・プレトニョフ、バイオリンのギドン・クレーメルやヴィクトリア・ムローヴァなどを優勝者として輩出した世界有数のコンクールだ。

WFIMCは発表文で、「ウクライナで繰り広げられるロシアの残酷な戦争と反人道主義的行為に直面し、ロシア政権が資金を支援し、広報のツールに利用するコンクールを支援したり会員にすることはできない」と明らかにした。これとともに、「いかなる国籍の芸術家であれ、国籍のために差別されたり排除されたりすることに反対するという従来の立場を再確認する」と付け加えた。


ユ・ユンジョン文化専門記者 gustav@donga.com